三江線シリーズも6回目になります。
今日は、
秘境駅としても名高い長谷駅を紹介します。

長谷駅遠景。
県道112号線沿いのやや高台に立地しています。
この駅を知ったのは、秘境駅訪問家・
牛山隆信氏の著書『
もっと秘境駅に行こう!』によってでした。
今回、
宇都井駅と並んで訪問を楽しみにしていた駅です。

長谷駅待合室。
前述の『もっと秘境駅に行こう!』によると「
かなりボロい建物」とのことでしたが、実際目の前にしてみると、それほどひどい荒れようではないようです。
扉の開閉もスムーズでしたし。
ただし、周囲の草は
かなり伸び放題で、放っておくとたちまち草木に埋もれそうな駅です。

待合室内部。
ボロいながらも、きれいに掃除が行き届き、それほど居心地は悪くなさそうです。

ぜひとも皆さんに見ていただきたい、長谷駅の
救いようのない時刻表。
三次方面は一日2本、口羽(浜原・江津)方面は3本しかありません。
ただでさえ
三江線は列車の本数が少ないというのに、この駅は一日上下合わせて5本、つまり
半分近い列車が通過してしまいます。
特急や快速が通過するのではありません。
普通列車が通過するのです。
こんなひどい扱いを受けているのは、三江線でもこの駅だけです。
しかし、これはまだ序の口。本当に驚くべきは・・・。
下り(三次)方面の
最終列車は9時4分(!)。
反対に、上り(浜原・江津)方面の
始発列車は14時30分(!!)。
あまりにも極端なダイヤで、ほとんど
嫌がらせのような時刻設定です。
このため、この駅を列車で訪問するのは大変困難で、そういう意味ではこの駅は間違いなく秘境駅です。
あの周囲に人家が一軒もない駅、秘境駅の代表格のような
尾盛駅の方が、ダイヤ的にはよほどマシです。

この駅も、宇都井駅同様に駅ノートがあります。
表題には「
秘境駅に行こう!」と「
河の流れに身を任せ」という文字が・・・。
その下には、何故か「
秘境駅ランキング」をプリントアウトした紙が置いてありました。

長谷駅ホーム。
浜原・江津方面を望んだ光景です。
このアングルだけ見ると本当に
草木に埋もれているような駅で、まさに「
秘境駅」です。
ただ、基本1車線の県道112号線もこの駅の周辺(ほんのわずかな区間ですが)だけは2車線化しており、駅からは数軒ながら
人家も望むことができるので、全く人界から孤立した駅ではないです。

ホームにあった「
キケン」の文字。
駅の
ホームに穴が開いているのでしょうか・・・。

駅の近くを流れる江の川。
駅を降り、県道112号線を少し歩くと見ることができます。
ホームからこの流れを見れれば良いのですが、残念ながら草木が邪魔して見ることができません。
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テーマ:鉄道旅行 - ジャンル:旅行
- 2008/11/11(火) 00:00:01|
- 駅紹介・三江線編
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