
GWに、山口県
萩市にある「
須佐ホルンフェルス」に行ってきました。

「須佐ホルンフェルス」は、
北長門海岸国定公園に属し、その中でも
代表的な景勝地とされています。
須佐湾は、穏やかな入り江が見られる一方、険しい断崖が連続する、起伏に富む地形が特徴。
「須佐ホルンフェルス」は、その須佐湾の一角を占める大断崖で、
砂岩や
頁岩(けつがん)の層が長い年月をかけて
海食・熱作用によって変化し、誕生したものとされています。
ただ、ホルンフェルスについて詳しく知ろうとすると、
極めて地質学的な話になり、
その方面の知識に乏しいLMではとても説明できない(汗)ので、リンク先か、もしくはググられるのが良いかもしれません。

この日は
素晴らしい好天で、絶好の行楽日和。
青く澄んだ海が、より一層輝いて見えます。
反面、日差しの反射がとても眩しく、サングラスなしにはつらいほどでした。
なお、ホルンフェルスへは遊歩道で行くことになりますが、その遊歩道は特産品販売所兼休憩所の「
つわぶきの館」というところからつながっており、そこには駐車場もあるので、
車でアクセスする場合はそこを利用するのが便利です。


遊歩道からの眺め。
この辺りは迫力ある断崖絶壁が続きます。
火曜サ○ペンス劇場のラストで登場しそうな光景ですね。

押し寄せる波が岩場に叩きつけ、白い泡と共に砕けてゆく光景。
LMは、
普段が海に縁遠い生活なので、
こういう光景を見るのがとても新鮮です。
波が砕け行く景色だけでも、LMは飽きることがありません。


「須佐ホルンフェルス」最大の見所である“
畳岩”。
マグマの熱などによって砂岩や頁岩が深成岩と接触変成したものが、波浪によって浸食され、美しい海食崖になったもののようです。
灰白色(砂岩)と黒色(頁岩)の層が鮮やかなしま模様となって浮き上がり、
自然の芸術と呼べる光景になっています。
このしま模様の断崖に、青い空と海、打ち寄せる白い波が見事に調和し、景勝地と呼ぶに相応しい美しい景色を構成しています。


景勝地であり、GW中ということもあって、来訪者はかなりいましたが・・・。
そうした人々のことを忘れてしまうくらい、LMは目前の光景に魅入られていました。


次第に日が暮れ始め、辺りは夕景に包まれてきました。
この夕暮れ時が、この「須佐ホルンフェルス」畳岩のもうひとつの見所です。
しま模様の断崖が黄昏時の夕焼けに染められ、荘厳なまでの景色に変化していく様は、言葉に尽くせない感動的な眺めです。


結局、陽が完全に沈んでしまうまで居続けてしまいました。
昼間には激しく叩きつけていた波も、この頃にはすっかり穏やかで、優しい波の音が響いています。
「須佐ホルンフェルス」の光景は、LMの心に深い感動と強い印象を与えました。
機会があれば、また訪問したいと思います。
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テーマ:風景写真 - ジャンル:写真
- 2014/06/07(土) 00:00:01|
- その他写真(非鉄)
-
-
| コメント:2
おはようございます。
須佐ホルンフェルスは、
『1400万年前に、砂岩と頁岩の互層が斑れい岩マグマの熱によって
再結晶化して生じたもの』だそうですね。
化石は見つからないかも?ですが、美しい層です。^^
紹介してくださり、どうもありがとうございます。
- 2014/06/07(土) 07:41:08 |
- URL |
- らいとNGC7000 #UCpOtYz2
- [ 編集 ]
らいとNGC7000 様
こんばんは。
コメントありがとうございます。
また、こちらが無沙汰しているにも関わらず、いつも応援いただきありがとうございます。
> 須佐ホルンフェルスは、
> 『1400万年前に、砂岩と頁岩の互層が斑れい岩マグマの熱によって
> 再結晶化して生じたもの』だそうですね。
そうですね、その辺りのことは、一応調べて分かりはしたのですが・・・。
もっと詳しく、地質学の素人の人でも分かりやすく説明できないかといろいろ資料見ても、詳しいことが分からなくてorz
結局、曖昧な説明になりました。
本当に美しい光景ですよ。
もし近くに足を運ばれる機会があるなら、一度は立ち寄られることを推奨する景色です。
- 2014/06/08(日) 03:04:03 |
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