【 五能線 驫木駅 】

LMの降り立った小さな駅は、
驫木駅。
驫木駅は、
LMの好きな駅の中でも五指に入る、お気に入りの駅です。
2009年元旦に訪問して以来、久方ぶりの再訪になりました。

海を目前に臨む驫木駅の情景。
何度見ても、やっぱりいいものです。
あとは天気さえよければ・・・(涙)。
最愛の人の遺影に嘆きつつも、久しぶりの驫木駅の情景を、2人で眺めていました。




天気はどんどん悪くなり、ついには雨までパラついてくる始末。
多少気は滅入りますが、それでも大好きな駅なので、
喜びの方が先に立っていました。
最愛の人とささやきながら、大好きな駅の“今”を、思う存分カメラに収めました。


すると、分厚い雲がわずかながら途切れ、雨まで降っていた空模様は急速に改善。
ついにはかすかながら青空が見え始め、太陽が顔をのぞかせてきたのです。
まるで、LMの嘆きを聞き入れた最愛の人が奇跡を起こしたように。
この日はあまりの天気の悪さに、晴れ間は到底期待できないと思っていただけに、望外の喜びでした。
夏の太陽が照りつけ、体感温度は一気に上がって汗が噴き出てきましたが、そんなことも気にならないほど、シャッターを押し続けていました。
例えほんの少しでも
青空が見えていた方が、驫木駅の光景は断然引き立つことを改めて実感しました。
海が青々としていたらもっといいんですがね(汗)。

写真撮影が落ち着くと、再び遺影と共にこの駅の光景を眺め続けました。
結局、晴れたのはほんの束の間でしたが、
晴れ間を見れただけでも幸せな気持ちになりました。

この日、朝の8時頃に駅に到達して以降、15時台の列車が迎えに来るまで、ずっと駅に佇んでいました。
この駅に来てからは、スマホの画面もほとんど見ず、ただただ目の前の情景と親しんでいました。
誰一人来ない無人駅で過ごす7時間超の時間。
人から見ると「退屈じゃないの?」と思われるかもしれませんが、LMは
少しも退屈しませんでした。
むしろ、帰りの時間が迫ると、いつも感じる名残惜しさ。
『もっと長くいたいのに・・・』
7時間近い時間が夢のように思えてしまうほど、早く過ぎる時間。
最高に贅沢な時間、幸せな時間は、いつもあっという間に過ぎ去ってしまうのでした。
スポンサーサイト
テーマ:鉄道旅行 - ジャンル:旅行
- 2014/12/16(火) 00:00:01|
- 鉄道旅行
-
-
| コメント:4
写真を見てもっと知りたいなと思い、検索したら
《日本海に面し、時化の時には波がかぶることもある》とありました。
びっくりです。
昨日、今日の冬の嵐・・・この駅舎
今頃どんな感じで佇んでいるのだろう・・・と、
あれこれ想像しながら記事読ませて頂きました。
《誰一人来ない無人駅で過ごす7時間超の時間・・・》
JR土讃線「坪尻駅」(2011,6,18~UP)へ行った時の寂しさを思い出しました。
坪尻駅で7時間・・とても耐えられません。www
- 2014/12/18(木) 18:26:30 |
- URL |
- 北さん #-
- [ 編集 ]
北さん 様
こんばんは。
コメントありがとうございます。
> 写真を見てもっと知りたいなと思い、検索したら
> 《日本海に面し、時化の時には波がかぶることもある》とありました。
> びっくりです。
> 昨日、今日の冬の嵐・・・この駅舎
> 今頃どんな感じで佇んでいるのだろう・・・と、
> あれこれ想像しながら記事読ませて頂きました。
私のしょうもない記事で、驫木駅に興味を持っていただいたなら、こんなに嬉しいことはありません。
記事を書いた甲斐があったというものです。
本文中にもリンクを張っていますが、冬の嵐が吹き荒ぶ驫木駅はこんな感じです。
http://blueribbon3737.blog87.fc2.com/blog-entry-151.html
2009年の元旦に訪問した時の記事です。
この時もかなり激しく波が轟いておりましたが、まだまだ序の口だったようですよ。
> 《誰一人来ない無人駅で過ごす7時間超の時間・・・》
> JR土讃線「坪尻駅」(2011,6,18~UP)へ行った時の寂しさを思い出しました。
> 坪尻駅で7時間・・とても耐えられません。www
まあ、無人駅で過ごす時間というのにも、程度の問題はありますよ(苦笑)。
都市近郊の騒がしい無人駅とか無理です。
あと、静かな田舎の駅でも、待合所のみ(上屋のみ)のバス停みたいな駅はちょっと・・・。
できれば、木造駅舎のある、静かな田舎の駅が理想ですね。
LMの大好きな駅ならば、7時間どころか、一日中いても苦になりません。
そういう駅で過ごすなら、スマホは見ないで、普段はなかなか読めない本などを駅のベンチにゆっくり座って読みたいですね。
坪尻駅ですか・・・私は7時間十分過ごせますよ。
ただし、マムシ等がうようよしていたり、イノシシ等の野生動物が近傍を徘徊している場合はこの限りではありませんがね(苦笑)。
- 2014/12/19(金) 00:38:08 |
- URL |
- #-
- [ 編集 ]
ご丁寧に冬の荒れた日の記事をありがとうございました。
これでは、まともに波飛沫が吹きつけますね。
旅先での光景であれば、又違った感慨もありますが
この地で生活している人はこれが“日常”でしょうから大変でしょうねえ。
- 2014/12/19(金) 09:00:44 |
- URL |
- 北さん #-
- [ 編集 ]
北さん 様
こんばんは。
コメントありがとうございます。
レスが非常に遅くなりまして、大変失礼しました。
外出したりしていたので、PCを使えなかったんですよ。
ブログ訪問はスマホやタブレットで何とかするんですが、コメントはPCでないと無理な体質なのです(汗)。
> ご丁寧に冬の荒れた日の記事をありがとうございました。
> これでは、まともに波飛沫が吹きつけますね。
> 旅先での光景であれば、又違った感慨もありますが
> この地で生活している人はこれが“日常”でしょうから大変でしょうねえ。
そうですね。
波の荒い日は、まともに飛沫をあびることになりますよ。
大体、五能線自体が海に近いので波浪の影響を受けやすい路線で、波の荒い日は運休になるのはよくあることですから。
にしても、実はこの駅の目の前に民家が一軒あるのですが、そこはこの荒波の影響を受けはしないのかと心配になってしまいます・・・。
- 2014/12/22(月) 23:36:17 |
- URL |
- #-
- [ 編集 ]