
シリーズ・
三江線駅紹介、本日取り上げるのは
乙原駅です。
「
乙原」で「
おんばら」と読みます。
難読駅名と言えるかどうか分かりませんが、
普通はなかなか読めませんよね・・・。
三江線には、
読みが特異な駅が多いです・・・。

乙原駅入口。
乙原駅は集落の外れに位置し、
山に寄り添うような立地で、やや高台にあります。
写真撮影の時期は3月末なので、
桜がきれいに咲いていました。
駅の下、右手にあるブロック造りの建物は
駐輪場で、駅前はちょっとした広場になっています。


乙原駅ホーム。
上が三次方面、下が江津方面です。
ホームはややカーブがかっています。
山が目前に迫っているせいか、
スペース的に少し窮屈な印象を受けます。
ホーム幅も狭い感じです。
お世話になっている
石見川本鉄道研究会のホームページによると、
2006年7月に発生した集中豪雨により、三江線は江津本町~石見松原間で土砂崩れ等が多発、線路は各所で寸断される
大損害を被りました。
詳しい損害については同サイトをご覧いただくとして、この際、乙原駅には運転打ち切りとなった
キハ120-308が置き去りになり、線路が復旧するまで、しばらく放置されるという事態になりました。
その後、復旧作業が行われ、全線で運転を再開したのは2007年6月のことでした。
それにしても、
度々廃止を噂される三江線が、それほどの被害を受けながら、
よく廃止にならなかったものですネ。
高千穂鉄道のように、天災をきっかけに廃止されてもおかしくなかったと思いますが・・・。


駅待合所とその内部。
小さいながらも、ちゃんと四面が壁に囲まれ、雨風をしのげるようになっているのが嬉しいですね。
駅舎内部は清潔で手入れが行き届き、“三江線名物”の座布団もあって居心地はとても良かったです。


待合所の傍らに咲く桜と、待合所内から見た桜。
乙原駅を彩り、見守るかのように咲く桜。
どうやら一番いい時期に訪問したようですね。
待合所内からの“
花見”も、なかなか風情なものです。
ことにこの訪問は朝だったため、朝の静寂に包まれた待合所内は心を落ち着かせるのにピッタリで、心ゆくまで過ぎ行く時間を満喫できました。
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テーマ:駅の風景 - ジャンル:旅行
- 2009/05/25(月) 00:00:01|
- 駅紹介・三江線編
-
-
| コメント:4
現場に立ったこともないのだけど
あなたの ガイドの言葉と写真で 心は いい感じです
寝る前の 一杯・・・ってやつだね
どうして こうも 桜が駅に 似合うのかねえ?!
物の立派さと 記憶に残る計算式は どうも
いつも 正比例の関係にあるとは 限らないみたいですね
・・・ぼくは 立派じゃあ ありません(苦笑)
- 2009/05/25(月) 22:19:06 |
- URL |
- 前期高齢者(sirainosato) #-
- [ 編集 ]
またまた難読な駅が…^^;
しかしキハ120がここにあの不通時に取り残されてたんですか…なんだか哀れな…(- -;
高千穂鉄道のように廃止にならなかったことは本当によかったですよね。きっかけさえあればJRなら廃止してしまってもおかしくないような気がしますし…orz
どの駅にも桜があることもいいですし、どれもとても風情がありますね^^
- 2009/05/25(月) 23:46:48 |
- URL |
- OBA3 #EeDw3ChA
- [ 編集 ]
こんばんは。
いつもコメントありがとうございます。
> あなたの ガイドの言葉と写真で 心は いい感じ
私の文章も写真も稚拙なものがありますが・・・(苦)。
お役に立てたなら何よりです。
でも、直接駅に立つのがもっといい感じですよ。
> 寝る前の 一杯・・・ってやつだね
そこまで言っていただけるなら、ある意味光栄ですね。
こんな駄目ブログでも、頑張っている甲斐があるというものです。
> どうして こうも 桜が駅に 似合うのかねえ?!
駅に桜は似合いますよね。
それも、大きくて立派な駅よりも、小さくて歴史のある駅が似合いますねぇ。
> ・・・ぼくは 立派じゃあ ありません(苦笑)
いやあ、前にも書いたように、わずかな瞬間のために労苦を厭わず高い所まで登って撮影されるのですから、立派なものですよ。意志の力が凄い。
私なんて、山の麓に立っただけで、気持ちが萎えてしまいます(苦笑)。
- 2009/05/26(火) 01:39:11 |
- URL |
- LM #-
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こんばんは、OBA3様。
コメントありがとうございます。
> またまた難読な駅が…^^;
「乙原」で「おんばら」、普通はなかなか読めませんよね~。
三江線は、読みに微妙な特徴のある駅が多いです。
> きっかけさえあればJRなら廃止してしまってもおかしくない
本当ですね。
地元で存続への盛り上がりもあったのでしょうが・・・。
今回参考にさせていただいた「石見川本鉄道研究会のホームページ」の同災害に関するページで、災害を乗り越え全線運転再開した時の写真を見ると、各地の駅でセレモニーあり、地元の人の歓迎ありと、まるで“新線”でも開通したかのような盛り上がり、賑わいであり、地元の人に愛されていることがひしひしと伝わってきます。
> どの駅にも桜があることもいいですし、どれもとても風情がありますね^^
いや~、三江線は本当にたくさんの桜があります。
ほとんど各駅にあるのではないかと思うほど。
今回の春は撮りきれなかったので、次に行く時はもっとたくさん撮り回りたいですね。
- 2009/05/26(火) 01:54:55 |
- URL |
- LM #-
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