[ 肥薩線 真幸~吉松間 & 吉都線 京町温泉~鶴丸~吉松間 ]

山を覆う木々の中を走り続けていると、不意に視界が大きく開けました。
俯瞰撮影3連、最後に待っていたのは、
これまででもっとも開けた視界を持つ、一大パノラマでした。
目の前に開けた雄大な光景は、とてもここで紹介した写真で紹介しきれるものではありません。
身も心も解放されるような、素晴らしい俯瞰の風景。
それは、今回の俯瞰撮影のトリを飾るに相応しい、
極上の光景でした。

・・・しかし、あまりにも俯瞰が素晴らしすぎて、
列車がどこにいるか分からない状態です(笑)。
なので、ズーム写真を添えてご紹介。
まず、写真上・右手の住宅地が集まっている辺りに、鉄道の要衝・
吉松駅があります。



写真右手の吉松駅側から左下にかけて、かすかに見える鉄路にお気づきでしょうか。
こちらが
肥薩線になります。
吉松駅から出発する列車は、
真幸駅目指し、少しずつ勾配に挑んでいく区間になります。
拡大写真で、ある程度位置関係がお分かりいただけますでしょうか?


一方、同じく写真右手の吉松駅側から円弧を描いて左手に伸びる路線があります。
これが
吉都線です。
こちらは、
緑色の鉄橋が一番の目印になりますね。
つまり、この場所は、
一度に2つの路線が撮れる、とても贅沢な場所なのです。
ただし、
列車本数はそう多くないですけどね(苦笑)。

吉都線の方は、望遠レンズがあれば、さらに奥の方まで追いかけることができます。
田園風景がいい雰囲気を出しています。
今のままでもいいですが、田植え前の水鏡の頃や、秋の収穫前に来ると、さらに良い風情になるかも。

遮るものとてない高台のため、風が思いのほか強く吹きつけてきます。
もう5月になろうというのに、かなり肌寒い風でしたが、ここではそれさえ心地よく感じました。
この素晴らしい景色に案内してくださった「
暇つぶし日記」のkim様に感謝です。

おまけ。
撮影中、近くで何か動くものが・・・と思ったら、コヤツでした。
タヌキか?と思いましたが、どうやら
アナグマのようです。
人が近くに何人かいるにも関わらず、全然逃げる気配もなく、慣れたものです。
試しに傍へ寄ってみても、
まるで逃げない図太い根性を持っています。
なので、記念に撮っておきました(笑)。
(2010.04.29)
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テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真
- 2010/05/03(月) 00:00:01|
- 鉄道写真
-
-
| コメント:4
こんばんは。
高すぎて 汽車がどこやらわからない・・・が このように撮るといいですね。なるほどです。
わりと近いのでまた登ってみます。
- 2010/05/03(月) 21:20:34 |
- URL |
- kim #-
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kim様
こんばんは。
コメントありがとうございます。
> 高すぎて 汽車がどこやらわからない・・・が このように撮るといいですね。
いいかどうかは分かりませんよ(苦笑)。
自分なりの表現手法なので・・・。
俯瞰はあくまで俯瞰の光景としてのみとらえるのがいいのかもしれませんけどね。
- 2010/05/05(水) 18:43:18 |
- URL |
- #-
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おはようございます!GW中は変則的なシフトだったので今日は休みです…(^_^;)
景色の中にある鉄道写真っていうのもこうやって見てみるといいものですね!!
ハイキングと鉄道撮影がセットになっている感じがするので良いリフレッシュになっていると思いますね!
吉松の街ですかぁ…もう何年も足を運んでいなかったので懐かしかったですが、写真を見る限り変に発展もせず寂れてしまってもいなく、ほとんど変わりがなかったのが何だか嬉しくなってしまいました!
- 2010/05/06(木) 11:02:19 |
- URL |
- 誠 #-
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誠様
こんばんは、誠様。
コメントありがとうございます。
> 景色の中にある鉄道写真っていうのもこうやって見てみるといいものですね!!
> ハイキングと鉄道撮影がセットになっている感じがするので良いリフレッシュに
> なっていると思いますね!
そうですね、気分転換にはいいです。
雄大な景色は心を落ち着かせてくれますし、精神的な苦痛からも解放されて、気持ちいいですね。
いつもこればかりではさすがに問題ありますが(笑)。
> 吉松の街ですかぁ…もう何年も足を運んでいなかったので懐かしかったですが、
> 写真を見る限り変に発展もせず寂れてしまってもいなく、ほとんど変わりが
> なかったのが何だか嬉しくなってしまいました!
吉松にも来たことがおありでしたか。
誠様も、本当に日本全国あちこち踏破されていますねぇ。
その行動力には感服するばかりです。
- 2010/05/07(金) 01:26:41 |
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