石北本線の駅紹介シリーズ、本日は
生野駅をご紹介致します。
この駅も、「
2011 北海道旅行記」では紹介しておらず、
先日の北海道旅行でも訪問していません。
しかし、先日紹介した
旧白滝駅訪問時、一緒に訪問することができたので、ご紹介します。

生野駅時刻表。
これまで紹介してきた白滝の秘境駅群に劣らぬ(?)
ひどい時刻表です。
この駅に停車するのは、上り3本(
4665D、4671D、4675D)、下り1本(
4650D)だけ(-_-;)
上りの始発(4665D)は13:46、下りに至っては07:27の4650Dが
始発兼最終列車(!)という酷さ。
当然、
列車で訪問するのは困難で、しっかり行程を練っておく必要があります。
一番訪問しやすいのは、上り列車の4671D(16:49)→4675D(18:00)を利用した訪問でしょうか。
ただ、LMの場合、総合的な旅程の関係上、この駅を訪問する列車は下り4650Dを選ばざるを得ませんでした。
しかも、これでは時間がかなり無駄になるので、帰りはタクシーでした(汗)。

生野駅全景。
写真1枚で説明できる、簡素なホーム1本だけの小さな駅です。
駅の開業は1946(昭和21)年で、この形状からうかがい知れるとおり、当初は
仮乗降場として設置されました。
それから40年ほど後の1987(昭和62)年、
生野仮乗降場は「
生野駅」に昇格。
これは、国鉄から
JR北海道に移管されたことに伴うものでした。
当ブログでも何度か紹介していますが、このJR移管時に、
ほとんどの仮乗降場は駅に昇格しているようです。
さて、普通、北海道の駅の場合、小さいながらも何らかの待合所があることが多いですが・・・。
この駅には、それさえありません。
ですから、
冬時期の長時間滞在は厳しいかもしれません。
ただ、昔は、ホームの傍らに廃バスが置かれ、それが待合所になっていました。
この
黄色い廃バスの待合所は、秘境駅を紹介した「
秘境駅へ行こう!」でも紹介されていたのですが・・・。
残念ながら、
2007(平成19)年をもって撤去されたようです。


生野駅ホーム。
一見した時は、いかにも北海道らしい板張りホーム・・・かと思ったのですが。
実際に降り立って調べてみると、素材は木材ではなく、コンクリ製の板を敷き詰めたものでした。
しかし、何分、形状が形状ですから、安定したものではなく、
体重の重いLMが歩くと揺れました(汗)。
この駅も、何もないながら立地条件も良く、比較的退屈はしませんでしたが・・・。
やはり、
待合室がないのはツラいですね(;´Д`)
荷物を下ろしてゆっくりくつろげないというのは、意外にきついことなのです。
この日は晴れたので良かったですが・・・。
この条件下で、ドカ雪だったり吹雪だったりしたら、たまったものではないでしょう(滝汗)。


生野駅周辺。
周囲は山に囲まれた平地で、周囲には建物もなく、視界は限りなくクリア。
もう春といえる時期の訪問ですが、まだまだ辺りは雪に覆われています。
そのせいもあって、より
北海道らしい光景が広がっています。


駅周辺を駆け抜ける列車。
駅付近は長い直線コースになっていて、
鉄道撮影に好適な場所になっています。
LMがこの駅に降り立ったのは、
石北臨貨(
8071レ)の撮影も兼ねてのものでした。
ストレートを駆け抜けてくる列車を真正面で捉えるのもよし。
真横から編成写真を撮るのもよしです。
正面から撮影する場合、
超望遠レンズがあると迫力が出ていい感じになりますね。
駅自体の撮影も、列車の撮影も、十分楽しむことができました。
機会があるなら、駅訪問、列車撮影共々、ぜひ再訪してみたい場所です。
P.S.

本当なら、先日の北海道旅行で再訪する予定でした。
駅の訪問&石北臨貨を撮影予定だったのです。
しかし、
石北臨貨が遅延し、
スケジュールが狂ったため、あえなく断念となったのでした・・・(ノД`)
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テーマ:駅の風景 - ジャンル:旅行
- 2011/10/17(月) 00:00:01|
- 駅探訪
-
-
| コメント:4
こんにちは
そうそう、待合室の黄色いバスが在ったんです
でも SL常紋号運行が決まってから 撤去されてしまいました
このSLを走らせるにあたり 駅名標もこざっぱりきれいになり
・・・そういうもんなんですねえ
生野駅
昔はこっちを石北線と名寄線の接続駅にする案が先にだされてたらしいんですが
遠軽町のほうのお偉いさんとかが
なんとかかんとか あれやこれややって
双方の地元民がつかみ合いのけんかみたいにもめた末
遠軽駅が遅出しじゃんけんで勝って
で、結果 今みたいなスイッチバック駅になったそうですよ
・・・そういうもんなんでしょうねえ
- 2011/10/18(火) 15:35:25 |
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- Jam #-
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Jam様
こんばんは。
コメントありがとうございます。
> そうそう、待合室の黄色いバスが在ったんです
> でも SL常紋号運行が決まってから 撤去されてしまいました
> このSLを走らせるにあたり 駅名標もこざっぱりきれいになり
> ・・・そういうもんなんですねえ
あら~、SLが走る時に抹消されたんですか。
なんでなんですかねぇ。
SLが停車するわけでもないのでしょう?
前の写真を見る限り、あのバスがいい味出していた気がするんですがねぇ。
> 生野駅
> 昔はこっちを石北線と名寄線の接続駅にする案が先にだされてたらしいんですが
> 遠軽町のほうのお偉いさんとかが
> なんとかかんとか あれやこれややって
> 双方の地元民がつかみ合いのけんかみたいにもめた末
> 遠軽駅が遅出しじゃんけんで勝って
> で、結果 今みたいなスイッチバック駅になったそうですよ
> ・・・そういうもんなんでしょうねえ
そんな歴史があったんですか!?
それは知りませんでした。
私が探した文献の中にはそうした資料はありませんでしたし・・・。
でも、そうだとすると、ひょっとしたらこの今は薄っぺらいホームだけの駅が、重要な駅になったかもしれない・・・そして、駅前にも町ができて栄えたかもしれない・・・ということですよね?
駅とその周辺の栄枯盛衰は、意外なところで決まってしまうものなのかもしれませんね。
- 2011/10/19(水) 00:26:55 |
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- #-
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こんにちは
再びおじゃまいたします
「そんな歴史」は古い時代の遠軽町史・生田原町史に書かれていました
とくに生田原町史の方の記述にはまるで怨みつらみのように書かれて(略)
カメラレンズのキャップ あのお方にお預けしました
そのうちもらっといてくださいませ(^^)
- 2011/10/19(水) 12:35:51 |
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- Jam #-
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Jam様
こんばんは。
コメントありがとうございます。
いろいろ教えていただき、ためになっております。
> 「そんな歴史」は古い時代の遠軽町史・生田原町史に書かれていました
> とくに生田原町史の方の記述にはまるで怨みつらみのように書かれて(略)
なるほど・・・それは地元のの方でないと分かりませんね(苦笑)。
それにしても、物凄い過去ですね。まるで怨念の歴史です・・・( ̄w ̄;)
> カメラレンズのキャップ あのお方にお預けしました
> そのうちもらっといてくださいませ(^^)
ありがとうございましたm(_ _)m
写真を見てもらえば分かりますが、下白滝駅のあの辺りを散策していたので、その時落としたのでしょう。
立ち去るのが寂しいので、キャップを代わりに置いてきた・・・わけではありません(-o-;
- 2011/10/21(金) 01:02:38 |
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