[ 筑肥線 西相知駅 ]




西相知駅を包み込む、雪の舞――。
以前、雪が降ったあの日も、この駅だけは雪が降ったものだった。
この日、Kが行った時も、雪は本降り。
LMが行った夜も、この駅についた瞬間から雪が降り出した。
雪が好きだったR嬢の想いが届いたかのように・・・。

白い雪が包む世界の中で、赤い花の色が映える。
銀世界の中に彩りを添える可憐な花は、一際存在感があった。



豪雪地帯のような雪の中を行く
キハ125。
その明るく黄色い車体は、銀世界の中でもとりわけ目立つ。
雪の中をひた走るその姿に、力強さを感じる。



夜の帳が駅を覆う時、白銀の世界はより神秘さを増す――。


夜空から音もなく舞い落ちる雪は、やむことを知らず降り続く。
体は凍りつきそうなほど寒く、カメラを持つ手は震えが止まらない。
それでも、何故か心は温かいものを感じていた。
心落ち着く静寂の世界・・・。
雪の精たちが紡ぎ出す、優しい世界が、そこにはあった。
(2010.01.13)
テーマ:駅の風景 - ジャンル:旅行
- 2010/01/19(火) 00:00:01|
- 四季彩・筑肥線
-
-
| コメント:6
[ 筑肥線 駒鳴駅 ]


吹雪のような雪の華が世界を覆う――。
北の国かと見まがうような、銀世界の
駒鳴駅。
つい先日まで立っていた北の大地にも劣らぬような、白の世界でした。


夜の帳と雪が、余計なものを全て覆い尽くす、荘厳な世界。
全てを白に包み込んだ銀世界の美しさを感じさせてくれた。

柔らかい絹を思わせる、誰にも踏み荒らされていないホームの雪。
神秘的なものさえ感じてしまう。

70年近い風雪に耐えて、駅を見守る井戸。
この銀世界を、何度眺めてきたことだろう。

安全確認のためのミラーも、今日は役立たず。

暗闇の中で、駅の光が照らし出す雪の世界は、とりわけ輝いて見えた。
(2010.01.13)
テーマ:駅の風景 - ジャンル:旅行
- 2010/01/18(月) 00:00:01|
- 四季彩・筑肥線
-
-
| コメント:0
[ 筑肥線 肥前長野駅 ]

古ぼけた木造駅舎も、今日は純白の雪でうっすらお化粧。
ちらつく粉雪が、彩りを添えます。


さながら雪国の駅を思わせる世界を作り出す、白雪の魔法――。

白く染まった世界で、黄色いキハが、今日は一際鮮やかに見えます。

寒くても、今日はこの木製ベンチに座って眺めたい景色がありました。


今日は雪の魔法でおめかしした駅舎ですが、その陰で、あちこち痛みも目立ちます。
あと何回、この銀世界を見ることができるのでしょうか。
状況は厳しいかもしれませんが、少しでも長くこの雪化粧を見せてほしいものです。
(2010.01.13)
テーマ:駅の風景 - ジャンル:旅行
- 2010/01/17(日) 00:00:01|
- 四季彩・筑肥線
-
-
| コメント:0
[ 筑肥線 駒鳴駅 ]

12月19日は日本中を寒波が襲いました。
筑肥線沿線にも雪の便りが届き、沿線はうっすら雪化粧となりました。
もっとも、
今年1月の積雪と比べれば、ささやかなものでしたが・・・。
幸い、道路事情は良かったので、撮影に出かけました。
駒鳴駅を出発する普通列車(2524D)。
結構降った雪でしたが、
8時頃にはだいぶとけてしまい、白いものが残っているのは線路際くらいでした。
この日は、
キハ125と
キハ47という珍妙な組み合わせ。
唐津線でも時々この編成を見ますが、
ついに筑肥線にもこの組み合わせが・・・。
どうにかしてほしい
トホホな組み合わせです。
[ 筑肥線 肥前長野駅 ]

肥前長野駅でも、雪はわずかに見られる程度でした。
しかし、木造駅舎の屋根を彩る白い雪が、見慣れた光景を新鮮なものにしています。
[ 筑肥線 西相知駅 ]



降雪は前夜のもので、この日は天候が回復しつつあり、晴れ間も見えたのですが・・・。
西相知駅では一転、激しい雪模様に。
この駅に行く途中、西相知駅と雪が好きだったR嬢のことに思いをはせながら「(雪が少なくて)寂しいな。せっかくここまで来たんだから、せめて雪くらい降ればいいのに」と思っていたら、
駅到着とほぼ時を同じくして、雪が降ってきました。
R嬢の願いが届いたのか――LMは、駅に降り立つと同時に、
寒さとは違う身震いを感じました。
せっかく彼女が雪を届けてくれたのだから、この滅多に見られない景色をしっかり写真に収めておかなければ・・・。
そんな気がして、寒さも忘れ、写真を撮ることに熱中していました。
テーマ:駅の風景 - ジャンル:旅行
- 2009/12/22(火) 00:00:01|
- 四季彩・筑肥線
-
-
| コメント:4
[ 筑肥線 駒鳴駅 ]

冷え込んだ朝。
木々の陰から
キハ125が姿を見せます。

黄色いキハが走る景色はいつも通りですが・・・。
この日(11月3日)は少し異変が。


佐賀県有数のイベントのひとつ「
唐津くんち」(11月2~4日)。
その祭りに合わせ、
筑肥(西)線の列車も普段の1両から2両に増結していました。
ささやかながら、車内も普段よりは賑やかです。


すっかり稲刈りの終わった田園風景を走るキハ125。
不思議とこのキハには田園光景が似合います。
(2009.11.03)
テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真
- 2009/11/17(火) 00:00:01|
- 四季彩・筑肥線
-
-
| コメント:2