[ みもすそ川公園 ]

門司港駅に行った後、関門トンネルを超えて下関側に向かった。
行先はみもすそ川公園。
源平合戦の地である関門海峡こと壇ノ浦古戦場を目前に臨み、対岸には先の記事で紹介した和布刈神社を望める場所にある。

壇ノ浦古戦場にほど近いこの公園には、源平合戦で活躍した源義経と平知盛像が設置されている。
源義経は八艘跳び、知盛は入水前に担いだとされる錨を持った姿で対峙している。
併せて「安徳帝御入水之処」の碑も設置されている。
安徳天皇と共に沈んだ二位尼による辞世「今ぞ知る みもすそ川の 御ながれ 波の下にも みやこありとは」が刻まれている。
全く関係ないが、LMは安徳天皇の話になると何故か涙腺が緩くなり悲しい気分になってしまう。
時代に翻弄され、わずか8歳で亡くなられた安徳天皇に惻隠(そくいん)の情を抱いてしまうからかもしれない。

壇ノ浦は
源平合戦の舞台として知られるが、ここは幕末にも激戦の舞台となった。
尊王攘夷に燃える長州藩が欧米列強派遣艦隊と激突した
下関戦争(馬関戦争)である。
長州藩は外国船を砲撃するなどして攘夷の姿勢を示したが、この報復としてアメリカ・イギリス・フランス・オランダが艦隊を派遣し、長州藩と交戦した。

みもすそ川公園付近には長州藩の壇ノ浦砲台があったとされる。
長州藩の主力は青銅製の加農(カノン)砲だったが、当時最先端の武装を持った欧米艦隊の圧倒的火力に歯が立たず、全ての砲台が破壊・占領された。
これにより長州藩は攘夷の無謀さを悟って方針を転換し、海外製の装備を取り入れ、倒幕の主役となっていく。


ともあれ、みもすそ公園には、そんな時代を彷彿とさせる長州砲(八十斤加農砲)と呼ばれるレプリカ(FRP製)が5門据え付けられている。
うち1門は、100円を入れると砲撃音と水蒸気を放つことで砲撃の煙を演出する機能を有する。
砲撃音の動画。
なかなかに迫力がある。
※大きな音が出るので音量に注意。
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- 2023/07/12(水) 00:00:01|
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[ 八代海 ]

熊本県芦北町で「
あしきた町観光祭り」が開催された。
その中で、
うたせ船クルージング体験と
葦北鉄砲隊の演武が開催されるとの話があったので、かなり無理な行程だったが行ってみた。





(音楽が流れます。音量にご注意ください)
うたせ船は、幕末の頃から芦北地方に伝わる伝統漁法・
うたせ網漁を行う帆走の漁船だ。
風の力で船を横に滑らせながら、海底に降ろした底引き網を海風にまかせて網を引く。
八代海~別名「不知火海」~を真っ白な帆を上げて優美に進む光景は、まさに「
海の貴婦人」の名に相応しく、大きな帆船にも劣らない、独特の風情を持つ。
一方でこの船は漁船でもあり、よく見ると底引き網とつながれているケーブルが分かる。
乗船したうたせ船の人が「船の維持管理も大変だし、後継者がいなくてね・・・」と少し寂しそうに話されていたのが印象的であったが、一方でこのうたせ船は「
観光うたせ船」としても活動し、この船に乗船しながら釣りをしたり、船上で食事をすることもできる。


(結構な音が出ます。音量にご注意ください)
うたせ船のクルージングを楽しんだ後は、葦北鉄砲隊の演武を見学した。
元々の葦北鉄砲隊は細川藩が組織した鉄砲隊だと言われ、伝統と文化の継承、火縄銃の技術を伝えるため、平成15年(2003年)に再結成された。
時間は短かったが、迫力ある鉄砲演武を見せていただいた。
男というのはヘンな生き物(LMがヘンなだけ?)で、蒸気機関車の煙や火縄銃の発する煙をかぐと、何故か心がウキウキしてきてしまう。
うたせ船と併せて、久々に心が弾む休日を過ごせた。
テーマ:旅の写真 - ジャンル:写真
- 2023/01/25(水) 00:00:01|
- その他写真(非鉄)
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[ 近鉄 東寺駅 ]

そうだ、京都行こう!北海道旅行からの帰り道、京都へ寄道した。
なんで北海道から九州に帰るのに京都に寄り道する必要がある?とツッコミを入れられそうだが・・・。
※記事化する予定はなかったが、ネタ切れにつきやむなく記事化(汗)。[ 京都・東寺 ]


それはともかく、京都では、かねてより一度は行ってみたかった東寺を初訪問することになった。
京都に来るたび、新幹線からいつも見える東寺の五重塔。
いつかは行きたいと思っていたが、ようやく近くで見ることがかなった。
なお、この時期、東寺では五重塔内の拝観も可能となっていた。



[ 東寺塔頭 観智院 ]



東寺のあちこちを見ながら、いかにも京都らしい建物や庭に心を和まされる。
そして、圧倒的な仏像の数々(建物内の仏像はほぼ撮影禁止なので、もちろん撮っていない)。
昔は分からなかった、こうしたものが段々と分かる齢になってきた。
テーマ:神社・寺の写真 - ジャンル:写真
- 2023/01/18(水) 00:00:01|
- その他写真(非鉄)
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[ 周防大島 飯の山展望台 ]

最愛の人の導きを受けて、半日しか時間はなかったが周防大島へ行った。
彼女が導いた景色だけあって、素晴らしい絶景に出会え、心の鬱々を晴らす旅となった。




飯の山展望台は、大島大橋にほど近い飯の山の山頂にある展望台。
眼下に大島大橋や大畠瀬戸を臨め、360度の大パノラマが広がる。
[ 山陽本線 大畠-神代間 ]

今回は列車は関係ない旅だったが、おまけとして・・・。
はるか遠く、対岸の山陽本線を走る列車も遠く望むことができる。
俯瞰が好きな人にはそれなりにおすすめかもしれない。
[ 周防大島 巌門(がんもん) ]

巌門は、波の浸食により岩の中ほどがくり抜かれた奇岩。
その頂上に十一面観音を本尊とする竜崎観音堂があり、「しあわせ祈岩(祈願)」として信仰されているらしい。

巌門は少し奥まった場所にあり、まるでプライベートビーチのような砂浜がある。

まるで人の手で岩に門として彫り込まれたような不思議な光景だ。
何故かは分からないが、見ていると心が安らぐ。
周囲の静穏さもそう思わせる理由なのだろう。

この岩の門のような部分に、最愛の女性が立っているのが見えた、気がした。
ハッとした次の瞬間には、その姿はもう見えなかった。
まだ残暑厳しい折なので暑さで頭がやられたかと思ったが・・・。
それは、「いつでも見守っている」というメッセージだった気がした。
何故なら、包み込まれるような優しさがあったから――。
テーマ:島の光景 - ジャンル:写真
- 2022/10/26(水) 00:00:01|
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ここ最近とても多忙だったので、今年は
曼珠沙華(彼岸花)とあまり向き合えないかも・・・と覚悟していたが、今年の曼珠沙華は意外と花期が長く、ようやく曼珠沙華を撮れた。
まあ、他の用事ついでのスナップ程度ではあったが・・・。
最近カメラを握っていないせいもあり、正直、アングルや撮影の感覚がかなり鈍ってしまっており、微妙な写真しか撮れなかったのが残念ではあったが・・・。
しかし、
最愛の女性に曼珠沙華を見せるのが一番の目的だったから、そこは果たせてよかった。

そんな写真の腕がますます落ちている時なのに・・・。
ミラーレス機へと少しずつ移行している時期なのに・・・。
何故か
D800が我が家のカメラに新しく仲間入りした。何故?
友人から「駅とか撮るならフルサイズのカメラがいいだろ」と言われて譲られた。
しかし、うちのカメラはほとんど
DX(
APS-C)タイプのレンズばかりなので、
FX(
フルサイズ)用のレンズがないんですよね・・・(死)。
フルサイズは綺麗な絵が撮れますし、広角にも強いので広角系のレンズが欲しいのですが、フルサイズ機で使えるのが70-300mmの望遠レンズしかない有様・・・。
仕方ないので広角レンズでも探そうと思ってますが・・・うっかりすると、カメラ沼に陥りかねない?(汗)
テーマ:日記というか、雑記というか… - ジャンル:日記
- 2022/10/07(金) 00:00:01|
- その他写真(非鉄)
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