[ 宗谷本線 北星駅(現役時) ]

[ 宗谷本線 北星駅跡(解体前) ]

twitter等によると、既にホームが解体され待合所のみとなっていた北星駅跡で、ついに待合所が解体されたとの情報が流れた。
その情報では、
既に更地になった北星駅の情報も載せられている。
――嗚呼。
ついに、あの一度見たら忘れられないような、おんぼろな中にも芯の強い強靭さを見せてくれた待合所がなくなってしまったのか・・・。
そう思うと、凄く心が空虚になってしまった。
[ 宗谷本線 北星駅(現役時) ]

[ 宗谷本線 北星駅跡(解体前) ]

あの小さな待合所で、LMはたくさんの思い出を作ってきた。
その思い出が走馬灯のように駆け廻る。
また北海道に行くことがなかっても、あの待合所はもう見れないのか。
そう思うと悲しい想いがどっと流れ込んできた。
[ 宗谷本線 北星駅(現役時) ]


覚悟はしていたはずだった。
だから、その日が来たら「お疲れ様」で見送るつもりだった。
でも・・・LMも疲れているのかな・・・。
こんなに涙が流れてくるなんて・・・。



さようなら、北星駅。
そして、ありがとう、北星駅。
最愛の彼女を亡くして放浪していたとき、貴方に会えたのは運命だった。
さようなら、本当にさようなら・・・・・・。
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- 2021/11/23(火) 00:00:01|
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[ 旧・宮之城線 樋脇駅跡 ]

まだ、これからが夏本番だけれども・・・。
「
夏の思い出」と呼べるような写真が撮れた。


ここは国鉄・
宮之城線の
樋脇駅跡。
JRになる前、1987(昭和62)年に廃止されたローカル線の駅跡だ。
かつては樋脇町(現・
薩摩川内市樋脇町)の中心駅だった。
廃止後、駅舎や駅構内の一部が遺構として残され、
鉄道記念公園となっている。


駅舎はコンクリ造りだが、南国らしく開放的で、手荷物取扱窓口も残されている。
廃止されて三十有余年、よくここまで残されていたと思う。

朝からずっと曇り切った空は、この駅から晴れに転じた。
晴れた空に、新緑がまぶしかった。
その光景は何とも美しくて、夢見心地でその光景を眺めていた。
――ここは、LMの魂の安らぐ場所だった。
そして、
最愛の女性と語らうのに、これほど相応しい場所もなかった。
前も書いたが、LMはどうしても旅は北を志向しがちだ。
聖地も、北の地――特に、北海道に多い。
でも、南にも素晴らしい景色はあるんだよと、最愛の女性は教えてくれた。
そう、この地はまさに聖地として相応しかった。
機会があれば、また訪問したい。
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- 2021/06/29(火) 00:00:01|
- 廃線探訪
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別件で
広島県まで行く用事ができたため、その用件が完了した後、1日限りで
旧三江線の現状を調査した。
廃止から時間が経ち、レールが剥がれたり駅舎(待合室)が失われた駅も確実に増えだした。
時間的余裕がなかったため全駅は無理だったが、ピンポイントで訪れた駅を駆け足で紹介する。
[ 旧三江線
長谷駅 ]

小さな待合所を含め、何も変わりはなかった。
大好きなこの駅の無事を確認し、まずは何よりだった。
[ 旧三江線
口羽駅 ]



駅舎含め健在。
駅名標は、
NPO法人江の川鐵道によるオリジナルのものに変更された。
訪問日は、ちょうど江の川鐵道等による7日間限定の
トロッコ運転(実証実験)の最中だった。
その様子は、
ニュース等でも多数報道されている。
[ 旧三江線
宇都井駅 ]

変わりなく健在。
天空の駅の圧倒的な存在感は今も変わりがない。
3月10日まで工事中(転落防止柵等設置)のため立入禁止。
[ 旧三江線
潮駅 ]



LMの思い出がたくさん詰まったこの潮駅。
この駅では、
待合室の喪失が確認された。
無機質な建物だったが、思い出深い建物だったので残念。
江の川は、何事もなかったように流れていた。
[ 旧三江線
川平駅 ]

駅舎の健在を確認。
現在は代替バスの待合所として使われているらしい。
なお、ホーム側は線路が剥がれている。
[ 旧三江線
江津本町駅 ]

残念ながら、
駅舎(待合室)が失われ、ホームを残すのみになった。
今回の調査では、
潮駅、江津本町駅で待合室の喪失が確認された。
今後、時が過ぎれば失われる駅はさらに多くなるかもしれない。
その一方で、宇都井駅、口羽駅を拠点として、
鉄道公園として整備する計画もある。
新しい道へと走り始めた宇都井駅、口羽駅には、コロナ渦という逆風はあるが、幸多からん事を祈った。
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- 2021/02/25(木) 00:00:01|
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※だいぶダラダラ続いてます(汗)が、引き続き昨年夏の北海道旅行記を続けます。
[ 旧深名線 朱鞠内駅跡 ]
朱鞠内駅跡は、
前回(2013年)訪問時には時間の都合で探査していない。
朱鞠内駅は、
深名線が廃止になる前、LMが本路線を完乗した時に
唯一降り立つことができた駅だった。
その時に写真を撮ったはずだが、残念ながら現存していない。

現在の朱鞠内駅跡は公園化され、その一角には
バスの待合所が設置されている。
当時の駅舎などは何も残っておらず、ただ
駅名標とレールだけが、ここに駅があったことを物語っていた。
今回は訪問していないが、保存状況は
前回訪問した幌加内駅跡と似たり寄ったりと言える。
どことなく寂しい光景だが、手前の花壇がわずかばかりの華を添えていた。

深名線現役の頃、唯一降りた駅だけに思い入れもあるが、ほとんど何も残っていないので、昔を偲ぶよすがもない。
しかし、駅前付近の雰囲気を不思議と覚えていて、ナビを見るまでもなくこの周辺に朱鞠内駅跡があると感じ、実際そこが駅の跡だった。
それだけ、
記憶の片隅に刻まれているということなのだろう。
訪問当時の写真をなくしたのが悔やまれてならない。
それがあれば、貴重な記録となろうものを・・・。
だからこそ、
今を撮影し記録することの大切さをいつも感じている。
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- 2020/01/06(月) 00:00:01|
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[ 旧深名線 添牛内駅跡 ]

添牛内駅跡は、
前回(2013年)訪問時とほとんど変わっていない。
相変わらず木造駅舎の状態は良好で安心した。
ただ、向かって
右側の屋根が少し曲がっているのが気にはなる(前回はなかった)。

遠目に見たら、現役の駅舎に見えるかもしれない。
沼牛駅跡のように窓を復元したら、さらにそう思えるようになるだろう。

前回は草が繁茂してまともに確認できなかったホーム側も、今回は確認できた。
正面に比べれば荒れ具合が目立つが、これでもよく残っている方だろう。
この駅も、
沼牛駅跡のようなひさしがあったはずだが、
鷹泊駅跡と同じように崩落したものと思われる。
北国の自然はやはり厳しい。
それでも、ここまで手入れして残してくださる方がいることに感謝しかない。
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- 2019/12/17(火) 00:00:01|
- 廃線探訪
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