2017.03.30(Thu):鉄道旅行

[ 4931D 車窓 ]
北海道201608(75)

北海道201608(76)
深川行きの列車にしばし身を任せる。
お盆期間(訪問時)というのもあってか、この日、LMが乗車した列車はいずれもそれなりに乗車率があった。
しかし、特殊な訪問となった石狩沼田駅を除き、この日LMが下車した駅で、LM以外に乗り降りする客は誰もいなかった

[ 留萌本線 北一已駅 ]
北海道201608(78)
終点・深川のひとつ手前の北一已駅で、LMはまるで他の客に先んじるように下車する。
ここでも、やはりLM以外に乗り降りする客はいない。

北海道201608(77)
北一已駅は、木造駅舎が今に残る駅だ。
以前訪問したことがあるが、雰囲気が良かったので、今回の訪問も楽しみにしていた。
駅舎の正面に回ると、天気も良く、光線加減も申し分なく、駅を撮影するには最高の環境といえる。
しかし・・・何かおかしい
何かが・・・何かが違う気がする。
しばらく見ていて、ようやくLMは違和感の原因に気づいた。
木造駅舎の象徴とでもいうべき板壁が全くなかったのだ。

北海道201608(7)
駅に飾られていた、かつての北一已駅駅舎(模写)。
以前訪問した時は、確かにこの写真のような板壁が残っていた。
そういえば、板壁はだいぶボロボロだという情報をどこかで見た気がする。
となると、取り払われてしまったのだろうか。
思い出の駅を前に、何となくうら寂しい気分になってしまった。

北海道201608(80)
駅舎の正面入口。
二重扉の奥に、わずかばかりの板壁が名残を残していた。

北海道201608(81)

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北海道201608(85)

北海道201608(83)
少しガッカリしたが、駅舎の中にいると、言葉に尽くしがたい安らぎがある。
木製の椅子に座ってぼんやりしていると、何かに包み込まれるような、守られているような優しい雰囲気があった。
その優しい空気と、疲れに負けて、LMは最愛の人の遺影を抱いたままうつらうつら眠っていた。
ハッと目が覚めると、わずかに3分程度しか寝てはいなかったが、何故かとても頭が軽くなり、目も冴えてきた。
それはまるで、駅がLMの疲れをとってくれたかのようだった。

北海道201608(84)
北一已駅を離れる時が来た。
短い時間だったが、とても印象深い思い出ができた。
最愛の人と共に駅に手を振ると、LMたちは再び車中の人となる。
LMを乗せた列車は、暮れゆく太陽を追いかけるかのように、黄昏の鉄路を走り出した。



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2017.03.27(Mon):鉄道旅行

[ 留萌本線 石狩沼田駅 ]
北海道201608(66)
タクシーを石狩沼田駅で降りると、早速トイレに駆け込んだ。
途中、だんだんお腹の具合は悪くなり、本当にギリギリのタイミングだった(汗)。
タクシー代は高くついたが、命の恩人(?)だから、これは仕方ないだろう。

北海道201608(68)
お腹もスッキリしてホッと一息つくと、改めて石狩沼田駅を見回す。
本来、この駅は訪問予定になかった。
しかし、せっかく縁あって訪問したのである。
この駅も探訪してみようと、カメラを手に取った。

北海道201608(67)
石狩沼田駅は、沼田町の中心駅だ。
駅から少し歩けば町の中心街があり、留萌本線の駅の中では駅前が賑やかな方だ。
駅の歴史は古く、1910(明治43)年に、留萌本線の深川-留萌間開業に伴い営業を開始した。

北海道201608(69)

北海道201608(70)
現在の駅舎は、1972(昭和47)年に改築されたものらしい。
留萌本線の駅の中では立派な方で、町の中心駅としての風格がある。

北海道201608(71)
簡易委託駅となっているが、営業時間は短いようだ。
簡易委託駅として(無人駅とならないよう)存続するためにも、駅の利用をしてほしい、と促すお知らせには、どことなく悲壮感さえ感じる。

北海道201608(72)
この駅で忘れてならないのは、かつて札沼線との接続駅であったことだ。
札沼線の語源は、本来、起点駅・“幌と終点・(石狩)“”田から来ていた。
路線としての起点駅は桑園駅だが、全列車の発車が札幌であるなど運転系統上の起点が札幌にあるため
1931(昭和6)年、札沼線(開業時は札沼北線)が延伸して石狩沼田駅に接続。
だが、新十津川-石狩沼田間は、1972(昭和47)年、駅舎が改築されるのを待たずして、早くも廃止されてしまう。
この区間は、よほど運用成績が悪かったらしい。

北海道201608(73)
元は分岐駅だっただけに、かつては交換可能な駅であったらしい。
往時は、駅舎側のホームと島式ホームによる2面3線の配線だった。
他にも側線や引込線、転車台も有していたという。
だが、1994(平成6)年に交換設備が撤去され、1面1線の寂しい配置になってしまった。
駅舎がなまじ立派なだけに、1本しかない線路がアンバランスに感じる。

北海道201608(74)
駅を探索しているうちに、何となく物悲しい気持ちになったのは、暮れかけた日や寒さすら感じる風のせいばかりではなかっただろう。
町の中心駅であるにも関わらず、駅には活気というものが感じられなかった
それでも、列車が到着する時間が近づくと、乗車客がチラホラ姿を現し始める。
留萌本線では、途中からの乗車客があまりいないだけに、珍しい光景ですらあった。
これからも、留萌本線がこれらの人々の足であり続けられることを祈って、LMは再び車中の人となった。



2017.03.21(Tue):鉄道旅行

たびたびご無沙汰しております、LMです。
やっと更新を進めようとしたら、血尿が出た挙句、三大激痛と言われる「尿路結石」にかかり、あまりの激痛に悶死しそうでした(汗)。
それで更新が遅れてしまったことをお詫びします。




[ 留萌本線 大和田駅 ]
北海道201608(57)

[ 留萌本線 留萌駅 ]
北海道201608(58)
藤山を離れ、留萌に向かう。
よく晴れて快適な日なので、たまにはのんびり観光でもしたくなる。
だが、この日は駅訪問の予定が詰め込まれているので、そのような逸脱は許されない。
留萌駅周辺で昼食を取り、飲物等を補充すると、再び駅に戻った。

[ 留萌本線 藤山-大和田間 ]
北海道201608(59)
ほぼ昼食のためだけに立ち寄った留萌を離れ、深川方面に戻る。
窓から車内に吹き込む風はとても涼しく、時に寒いと感じるほど。
一応、外気温は30℃は超えているのだが・・・。
そんなことも忘れるくらい、車内は快適だった。

[ 留萌本線 藤山駅 ]
北海道201608(60)
藤山駅を車中から見る。
この駅には、この日、もう一度訪問する予定になっている。

[ 留萌本線 真布駅 ]
北海道201608(61)
降り立ったのは真布駅
この駅も、LMの大好きな駅だ。
冬に来た時の印象は、とても鮮やかなものとして残っている。
夏に訪問するのは初めてだが、夏には夏なりの美しさがあり、心ひかれた。

北へ・・・201608(1)
駅前の踏切にて。
どこまでも続くレールと、晴れ渡った空が旅情を誘う。

北海道201608(65)

北海道201608(63)
全く退屈することのない駅での時間。
人の気配が感じられない駅で、しばし最愛の人と駅を愛で、日常のしがらみで疲れた心を癒やす。

北海道201608(62)
ただ、真布駅ではひとつだけ誤算があった。
待合室内が異常に暑かったのだ(汗)。
涼しい風が吹き渡り快適な環境とはいえ、気温は30℃を超えている。
そして、この待合室には窓がない
するとどうなるかは、容易に想像がつく(死)。
入口のドアしか空気の流れがない室内は、蒸し風呂状態だったのだ。
このため、室内で座って休息することができず、立ちっぱなし状態になってしまった。

北海道201608(64)
それがいけなかったのか、しばらくするとお腹がグルグル唸り始めた(下品)。
真布駅にはトイレはない
人家も近くにはない(汗)。
列車も当面来ない(滝汗)。
幸い、しばらくは我慢できそうだが、長くはもちそうにない・・・。
何とかするなら今のうち、ここは最終手段使用もやむなし!
やむを得ずスマホを取り出し、叩き込みたるはタクシー会社の電話番号!
こうしてLMは、タクシーで隣の(トイレがある)石狩沼田駅へ撤退することを余儀なくされたのだった。



2017.01.24(Tue):鉄道旅行

[ 函館本線 旭川駅 ]
北海道201608(36)
翌日、予定どおり、午前 4時20分に起床。
睡眠時間は3時間(涙)。
それでも、熟睡したせいか、頭が冴えていたのが救い。
滞在時間が短く、“泊まった”という印象の薄いホテルを後にし、駅前のコンビニで物資を調達する。
この日の訪問場所は、店や自販機が周辺にない場所が多い。
補給物資の事前調達は不可欠なのだ。

北海道201608(37)
旭川駅を 5:18に出発する始発特急「スーパーカムイ 2号」に乗り込む。
こんな時間に特急があるのも凄いが、始発列車が特急というのもある意味凄いことかもしれない。

[ 函館本線 深川駅 ]
北海道201608(38)
「スーパーカムイ」とは、次の深川駅で早々におさらば。
ここから留萌本線の旅が始まる。
この日は留萌本線探訪がメインだ。
リュックを持ったままでは重いので、預けるためコインロッカーを探す。
ところが・・・コインロッカーがない
以前は確かにあったはずなのに・・・。
駅員に聞いても「ない」というから、撤去されたかもしれない。
仕方なく重いリュックを背負い、留萌本線始発4921Dが待つホームに急いだ。

[ 4921D 車中 ]
北海道201608(39)
4921Dは、扱い上は普通列車となっている。
だが、深川~留萌間はほとんど快速と言ってもいいくらい途中の駅を通過する。
途中で停車する必要がないからか、4921Dは快調に飛ばす。
窓からは心地よい風が吹き込んできた。
乗車率は7~8割ほどだが、ほとんどが同業者らしい(汗)。
留萌~増毛間の廃止が決まっている(現在は廃止済)ので、訪問者が多いのだろう。
LMは今回その方面には行かず、他の駅を回ることになっている。

北海道201608(40)

北海道201608(41)
恵比島駅を過ぎると、列車は峠を登っていく。
SL時代は苦労したに違いないが、ステンレスの軽快な気動車にはたやすい坂。
軽々と峠のサミットに達すると、後は一気呵成に下っていく。

北海道201608(42)
そして・・・
この日、最初にLMが目指すべき駅が、文字通り「峠の下」に見えてきた。
留萌本線を旅する長い一日は、まだ始まったばかりだ。



2017.01.17(Tue):鉄道旅行

※今回の写真は、以前紹介した渡島沼尻駅の駅紹介の再掲です。ご容赦くださいm(_ _)m

[ 函館本線(砂原視線) 渡島沼尻駅 ]
渡島沼尻駅(2)
渡島沼尻駅に降り立つ。
渡道1日目、この日最も重要な目的地がこの駅だ。

渡島沼尻駅(5)
LMが以前、駅関連の本を見ていて、一度は訪問したいと思った駅。
しかし、行程の関係からなかなか都合がつかず、先送りし続けていた。
ところが、LMが久しぶりにその本を読み返していると、最愛の彼女
ここに行きましょう。きっといい所よ
とささやくのを感じた。
白滝の各駅が廃止となり寂しさが募っていたこともあり、LMもふんぎりがつき、今回無理やり行程に入れ込んだ。

渡島沼尻駅(6)
彼女の言葉どおり、そこはとても素晴らしい駅だった。
静寂で人の気配もなく、周囲には家もほとんどない。
聞こえるのは、時折近くの道を走る車の音だけ。
彼女と“2人きり”の世界に浸るには、最高の環境だった。

渡島沼尻駅(14)
たくさんの思い出ができた渡島沼尻駅
もう一度、今度は冬の景色が見たい」というのが、2人の共通の想いだ。
下白滝駅が廃止され、2人の“聖地”が失われた今、冬の北海道で目指すべき場所を見失いそうになっていたが・・・。
LMと彼女が語らうに相応しい“聖地”を見出すことができ、渡島沼尻駅の訪問はとても充実感に満ちたものになった。



残念ながら、今回の冬の渡道では、渡島沼尻駅を行程に入れることができなかった。
機会があれば、いつか必ず訪問したいと思う。

なお、渡島沼尻駅の詳細(駅紹介)はコチラ →