[ 宗谷本線 北剣淵駅 ]
鉄道防雪林が両脇に整然と立ち並ぶ最中に、その駅はありました。
LMの下車したその駅は、
秘境駅として知る人ぞ知る
北剣淵駅。
ホームに降り立ったのは、15時半ごろ。
天候は回復し、空は晴れていましたが、既に日は沈みかけ、寒さが増しているので、
下車するのは覚悟がいります。
何せ、ここで17時過ぎまで頑張らないといけないのですから・・・。

ホームは、こうした駅の正道(?)というべき
板張りホーム。
体重の重いLMが歩き回る度に
ギシギシと不安な音を軋ませます。
でも、LMは、こういう
板張りのホームが大好きなんです。
踏み破らないように注意しつつも、板張りホームの心地よい感触を堪能しました。

事前情報で、
小さな待合所があることを知っていました。
小屋のようなボロい木造建屋ですが、
酷寒の地で全方位を守ってくれる壁がある建物があるのはありがたいもの。
そのため、少しぐらいは寒さを防ぐ足しになると考えていました。
ところが、中に入って荷物でも置こうと扉を開けようとしたところ、開かない!
押しても引いても、扉はビクともしません(汗)。
元からガタが来ているところに、寒さと積雪で固まり、動かなくなっていたようです。
まあ、元々が握力の弱いLMのこと、開けようとする力が不足していただけかもしれませんが・・・。
ともあれ、これにより
屋外で2時間近い時間を耐えなければならなくなったわけです。



駅を撮るだけでは時間が余ったので、駅のすぐ近くにある踏切でも撮影を行いました。
駅周辺はほとんど人家がないにも関わらず、この踏切は、
意外なくらい車がよく通過します。
車中から見た場合、人気のない場所でカメラ片手にウロウロしていたLMは、
どう考えても不審者に見えたでしょうね(汗)。


日の短い時期とは言え、
16時過ぎでここまで真っ暗になるとは・・・。
体感的には19時くらいに思えても、実際には
まだ17時前。
と同時に、熾烈なまでの寒さが体を襲ってきます。
体を温めるための用意としてウィスキーを持っていましたが、いくら飲んでも体は温もらず。
カイロも3つほど装備していましたが、熱を感じられません。
せめて待合所が使えていれば違ったのですが・・・。
寒さが増す夕方以降(ほぼ夜に等しい状況)、
露天で待ち続けるというのは、さすがに危険すぎるものがあります。
本来ならば、この駅を17:50に発車する
329Dで帰還する予定でいましたが、急遽変更。
17:17発の
328Dでいったん隣の
剣淵駅まで退避することにしました。
やはり、
北海道の厳しい冬を甘く見てはいけないのです。
P.S.
LMの場合、別に甘く見てはおらず、考え得る限り最良の装備で臨んだつもりでしたが・・・。
北海道の酷寒は、それを
何度も体感しているLMの予想をも超えるほど厳しかったということです。
特に夕方以降は・・・
以前も無理して厳しい状態になったことがありますし、無理は禁物ですね。
まあ、
そんな時間帯ほど、印象に残るいい写真が撮れたりするのですが・・・。
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テーマ:駅の風景 - ジャンル:旅行
- 2012/07/27(金) 00:00:01|
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