[ 智恵文~北星間 ]

歩き続けて約30分、ようやく目的地が見えてきました。
前回と同じく、この踏切が
目的地に近づいた証となります。
[ 宗谷本線 北星駅 ]

この踏切から見えるのは・・・。
当ブログの常連の方ならご記憶かもしれませんが、
秘境駅としてその名を知られる
北星駅です。
※前回の訪問記は
コチラ。
※北星駅の駅紹介は
コチラ。
今回、LMは再訪です。
この駅は、LMの訪問記録を見て、Kがとても気に入ったので、
Kを案内がてら再訪することにしたのです。
そういうわけで、LMの主たる訪問目的はKの案内なのですが・・・。
この駅は、LMのお気に入りなので、再訪できて嬉しかったです。

北星駅に入る道は、相変わらず
デンジャラスです・・・。
道路から北星駅に入る通路は、一応除雪されてはいます。
(両脇に枝のようなものが突き刺され、目印になっています)
しかし、歩いていると「ズボッ!」と足首まで雪にはまってしまうのです。
長靴でも履いてない限り、
無傷で突破するのは困難です。

北星駅と言えばやっぱりコレ!
北星駅名物(?)の待合所(待合小屋?)です。
駅名が書かれているわけでもないので、説明がないと、その辺りの物置小屋か何かのようですね。
オンボロな建物ですが、それでも雪の重みにしっかり耐えて利用者を護ってくれているのです。

室内も相変わらず良好な雰囲気です。
壁には駅時刻表が掲示されており、その存在が、この建物が駅の待合所であることをささやかに主張しています。

LMもKも、駅の雰囲気がすっかり気に入り、時間が経つのも忘れていました。
気がつくと、周囲の光景は急速に陰り、夜の帳が辺りを支配し始めます。
と同時に、物凄い寒気が襲ってきます。
昼間の寒さも厳しいものがありますが、やはり
夜の寒さが強烈です。
特に、駅に入る通路を突破(?)する間にズボンをかなり濡らしてしまっており、そこから寒さが這い上がってくるのが分かります。

寒いながらも、待合所内からの景色は
見とれるほど美しいものがあります。
この待合所は明かりがないため、陽が落ちるとだいぶ暗くなってしまいますが、正面の窓から外灯が照らし出してくれるので、真っ暗というほどではありません。
この待合所に未練を残しながらも、発つべき時間が近づいてきたので、外に出てホームに向かいます。

ブルーモーメントの頃、ホームに灯された明かり。
その光が白銀の雪に散らばり、
何とも表現しがたいような美しさを醸し出していました。
駅を離れる時間が迫る中、LMにはそれが
哀愁漂う光景に思えました。


ギシギシと軋むホームに立ち、列車を待ちます。
今回も素晴らしい思い出を作ってくれた北星駅。
名残惜しい気持ちを断ち切るように閉じられる列車のドア。
後ろ髪惹かれるような思いで、LMたちは車中の人になったのでした。
テーマ:駅の風景 - ジャンル:旅行
- 2013/06/21(金) 00:00:01|
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