2016.01.31(Sun):駅探訪

上厚内駅(1)
遅くなりましたが、駅紹介の記事を続けます。
本日紹介するのは、根室本線上厚内駅です。
昨年の夏(8月)訪問時の写真を中心に、本年1月訪問時の写真も織り交ぜながら紹介していきます。

上厚内駅(2)

上厚内駅(3)

上厚内駅(6)
上厚内駅は、十勝郡浦幌町に所属する駅です。
駅の開業は1910(明治43)年と古く、100年を超える長い歴史を持っています。
その上厚内駅には、歴史ある駅に相応しい風格を備えた立派な木造駅舎があります。
ただ、開業当時の駅舎というわけではないようで、1953(昭和28)年に改築されたようです。
見た目より新しい駅舎ということになりますね。
それでも還暦は超えているわけで、駅の長い歴史を見届けてきた“生き証人”と言えるでしょう。

上厚内駅(5)

上厚内駅(4)
つい最近まで無塗装で、ほぼ建造当時のまま(と思われる)姿を見せており、木造駅舎を愛する人にはよく知られた駅舎でした。
ただ、最近、補修工事が行われたようで、これと併せて塗装も施されたらしく、昔ながらの姿とはいえなくなりました。
しかし、今でもその堂々とした駅舎は健在で、一見の価値はあると思います。

上厚内駅(8)

上厚内駅(7)

上厚内駅(20)
駅舎内部。
それなりに大きい駅舎に比例するように、待合室の中も広々しています。
昔は、この待合室の規模にふさわしい乗客があったのでしょうが、今は閑散としているのが侘しさを感じますね。
待合室には「あー故郷と上厚内」という詞が飾られていますが、それがより郷愁を誘います。
駅舎内には製本された駅ノート等が並べられ、また塗装補修前の駅の姿を写した写真も飾られています。

上厚内駅(9)

上厚内駅(10)
上厚内駅ホーム(釧路方面を望む)。
北海道のひなびた駅では典型ですが、ホーム上は舗装されていません。
ホームも土を持った上に、線路側だけコンクリやブロック等で補強されています。
いかにも北海道らしい造りとはいえます。
2本のホームは屋根のない跨線橋で結ばれていますが、この跨線橋も最近までかなり古びた姿を見せていました。
しかし、駅舎改修と並んで再塗装が行われた(塗装記録表によると、2014年8月)ようで、今ではきれいな姿を見せています。

上厚内駅(11)

上厚内駅(12)

上厚内駅(13)
上厚内駅ホーム(帯広方面を望む)。
駅の構内は、典型的な2面2線の配線となっています(ただし、駅舎釧路側に現在未使用の引き込み線あり)。
駅舎側1番線が下り(釧路方面)、2番線が上り(帯広方面)という使い分けになっているようです。
列車交換が可能なため、普通列車や貨物列車が時間待ちで停車することも多いようで、LM滞在中も何度かそうした光景が見られました。

上厚内駅(14)

上厚内駅(15)
駅周辺の集落は駅舎側にあるのですが、小さな集落のうえに廃屋があちこち見られました。
遠くから見ても、近づいてみても、人気はあまり感じず、実際に駅周辺に住んでいる人は少なさそうです。
店や自販機も近くにはないので、訪問時には事前の補給をしっかりしていないと大変なことになります。
いわゆる秘境駅の一つといえるでしょう。
ただし、2番線側は国道に面しており、車の往来が激しいせいか、あまり秘境感は感じられませんでした。
駅舎側は静かなものですがね。

2015_in_summer_北海道(2)

上厚内駅(16)

上厚内駅(17)

上厚内駅(18)

上厚内駅(19)
夜の上厚内駅。
駅舎正面は至って控えめな外灯しかありませんが、ホーム上は予想以上に外灯が煌々と輝いていました。
風情ある木造駅舎は、そのどちらから撮影しても実に絵になります。
特に、駅舎正面側は静かなだけに、そのささやかな明かりがどことなしに物悲しげで、旅愁を感じさせてくれるのでした。



スポンサーサイト