2017.03.30(Thu):鉄道旅行

[ 4931D 車窓 ]
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深川行きの列車にしばし身を任せる。
お盆期間(訪問時)というのもあってか、この日、LMが乗車した列車はいずれもそれなりに乗車率があった。
しかし、特殊な訪問となった石狩沼田駅を除き、この日LMが下車した駅で、LM以外に乗り降りする客は誰もいなかった

[ 留萌本線 北一已駅 ]
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終点・深川のひとつ手前の北一已駅で、LMはまるで他の客に先んじるように下車する。
ここでも、やはりLM以外に乗り降りする客はいない。

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北一已駅は、木造駅舎が今に残る駅だ。
以前訪問したことがあるが、雰囲気が良かったので、今回の訪問も楽しみにしていた。
駅舎の正面に回ると、天気も良く、光線加減も申し分なく、駅を撮影するには最高の環境といえる。
しかし・・・何かおかしい
何かが・・・何かが違う気がする。
しばらく見ていて、ようやくLMは違和感の原因に気づいた。
木造駅舎の象徴とでもいうべき板壁が全くなかったのだ。

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駅に飾られていた、かつての北一已駅駅舎(模写)。
以前訪問した時は、確かにこの写真のような板壁が残っていた。
そういえば、板壁はだいぶボロボロだという情報をどこかで見た気がする。
となると、取り払われてしまったのだろうか。
思い出の駅を前に、何となくうら寂しい気分になってしまった。

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駅舎の正面入口。
二重扉の奥に、わずかばかりの板壁が名残を残していた。

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少しガッカリしたが、駅舎の中にいると、言葉に尽くしがたい安らぎがある。
木製の椅子に座ってぼんやりしていると、何かに包み込まれるような、守られているような優しい雰囲気があった。
その優しい空気と、疲れに負けて、LMは最愛の人の遺影を抱いたままうつらうつら眠っていた。
ハッと目が覚めると、わずかに3分程度しか寝てはいなかったが、何故かとても頭が軽くなり、目も冴えてきた。
それはまるで、駅がLMの疲れをとってくれたかのようだった。

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北一已駅を離れる時が来た。
短い時間だったが、とても印象深い思い出ができた。
最愛の人と共に駅に手を振ると、LMたちは再び車中の人となる。
LMを乗せた列車は、暮れゆく太陽を追いかけるかのように、黄昏の鉄路を走り出した。



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