[ 長崎本線 肥前七浦駅 ]

梅雨の合間に晴れ間の見えた日、久しぶりにぶらりと
肥前七浦駅へ行ってみた。


やはり木造駅舎は落ち着く。
長椅子に腰かけると、
無上の安堵感を感じる。
しばらく、駅の時間に自分を任せた。
人ひとり来ず、静かな時間を味わえた。
数年前に比べると駅は整備され、内装は小奇麗になっている。
写真奥側が特に整備されているのは、地元の集会場になっているかららしい。
時折、人が集まっているのを見ることがある。

地元の人にとっても自慢の駅なのだろう。
写真を撮っていると、地元の人が「いい駅でしょう?」と聞いてくる。
もちろん、答えは「YES」しかない。


特急列車の通過風景。
列車を撮るのも久しぶりだ。
かなり腕が鈍っているのを実感する(汗)。
ただでさえ下手なのに、さらに下手になったら・・・(爆)。

駅の側線には保線用の車両が停止していた。
この側線はてっきり使用していないと思っていたので意外だった。
まだまだ私も勉強(調査)不足だ。

駅の壁にかかる古時計。
現在は「お休み中」とのことで時は刻んでいないが、この時計があることで駅舎内に独特の風情を与えてくれる。

この黒電話と金庫は現役の頃から使用されていたのだろうか。
右の部屋は駅員の休憩室だった場所だ。

机に飾られているガラス器の中にいけられた紫陽花が涼感を演出していた。

駅の中で巣作りをしているツバメの親子。
雛に餌を与えている姿は微笑ましくみえるが、駅を利用する人は
上空から落ちてくる糞に要注意!(歩いていた
LMの近くにも炸裂しました・汗)

嬉々として写真を撮るLMを見ながら、最愛の人がつぶやいた。
「あなたは本当にこうした(木造駅舎のある)駅が好きなのね」
思わず苦笑いしたが、ふと胸に来るものがあった。
元々、駅が大好き(特に木造駅舎のある駅)で、そんな気持ちが募ってこんなブログまで立ち上げたが、最近は(コロナの影響があったにせよ)あまり駅を訪問していないし、写真をとってもいない。
また、特に木造駅舎のある駅は、ただ好きというだけでなく、駅の椅子に腰かけているだけで精神安定剤以上にLMの心を癒やす効果を発揮してくれていた。
この日は何気なく立ち寄った訪問だったが、心は自分が思っている以上に木造駅舎を求めていたのかもしれない。
肥前七浦駅で心を癒やしたLMは、帰りがけ、すっきりした気持ちで帰路につくことができた。
大好きな肥前七浦駅に感謝したい。
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テーマ:駅のある風景 - ジャンル:写真
- 2020/06/28(日) 12:00:01|
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