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2013.10.22(Tue):鉄道旅行

[ 石北本線 丸瀬布駅 ]
北海道201308(11)
丸瀬布から4624Dで下白滝へと向かいます。
下白滝は丸瀬布の隣駅とはいえ9km近い距離があるため、普通列車で行く場合は10分近くかかります。
次第に近づいて来る大好きな駅。
コトコトというレールを叩く響きに合わせるように、LMの精神も次第に高揚していきます。

[ 石北本線 下白滝駅 ]
北海道201308(12)
ついに、念願の下白滝駅に到着しました。
今年に入って、都合3回目の訪問となります。
九州人のLMが、北海道のこんな小さな駅に年間3回も訪れるということ自体、ある意味異常かも(汗)。
しかし、それだけこの駅に思い入れがあるという裏返しでもあります。

北海道201308(13)
今回、白滝の滞在期間は、到着したその日1日限り。
短い時間ではありますが、その滞在時間ほとんど全てを下白滝駅で過ごすことに決めていました。
14時に下白滝駅に到達して、20時の最終便まで、6時間をここで過ごすことになります。
誰もいない、何もない無人駅で過ごす6時間というのが、長いと感じる人もいれば、短いと感じる人もいるでしょう。
LMとしては、6時間でも不足と感じるくらいですが、行程の都合上、やむなくこれで妥協したのでした。

北海道201308(14)

北海道201308(15)
愛すべき下白滝駅の駅舎。
冬には雪で覆われて見えない屋根の部分も、この日はきれいに姿を見せています。
曇天なのは残念ですが、この駅舎を目の当たりにすると、下白滝に来た実感がわきます。
そんな大好きな駅舎ではありますが・・・。
この日はやや幻滅すべき事態も。
駅舎の中に羽虫類が大量に入り込み、ドアなどに群がっているばかりか、死骸も相当散らばっていたのです(汗)。
木造駅舎の無人駅にありがちな、夏特有の問題です・・・。
夜、灯火の明かりに誘われてやってくるのでしょう。
特に、この辺りは光源に乏しいので、集中攻撃を受けている部分もあるのかもしれません。
何度かドアの開け閉めを繰り返し、半数以上の羽虫を外に追い出しましたが、これでは室内で落ち着けないので、安全な場所に荷物だけ置き、LMはもっぱら外にいることにしました。

北海道201308(16)

北海道201308(17)
虫のことがやや気になりますが、それ以外はさすが大好きな駅だけあって、いるだけで心が安らぐのを感じます。
ここに立っているだけで、仕事や日常生活で鬱積した感情が全て浄化され、洗い流されるような快い感覚を覚えるのです。
この感覚は、駅が一面の雪で覆われ、例えようもない清らかさを感じる冬に一番強く感じます。
夏にはそこまで強く感じませんが、それでも快い涼しさの風がLMの体を流れていくたび、そうした不快な思いがLMの体の中から流し出されていくようなイメージを覚えます。

北海道201308(18)
清らかな気持ちの中、胸ポケットから最愛の人の遺影を取り出します。
この駅に来るといつも感じる彼女の声――。
笑いさざめき、傍に寄り添うように感じる不思議な感覚――。
この日は滞在時間が長いせいもあって、一層強くその感覚を感じ、陶酔するようなシンクロ感で幸せいっぱいでした。
そう、まるで彼女がこの世に存在しないことが嘘のように思えるほどに・・・。
LMにとって、この駅は彼女と再会できる紛れもない“聖地”。
北海道に来るためには毎度かなりの出費を強いられるわけですが、ここに来るだけで十分にお釣りが来ると思えるくらい、この駅はLMに幸福な時間を授けてくれるのでした。

北海道201308(21)

北海道201308(20)

北海道201308(22)
最愛の人と幸せな時間を過ごすLMに、下白滝の大地はさらなる奇跡を起こして祝福してくれました。
この日は一日中分厚い雲に覆われていたにも関わらず、急に空の一部に青空が見え始め、日が差し込み始めたのです。
駅にも柔らかな日差しが差し込み始めました。
何でもないことのようですが、LMの旅行中、北海道はずっと低気圧が居座り続けており、ほぼ全域が曇り続けていました。
実際、LMの今後の行程も全て曇り続きだったのです。
それなのに、この駅にいるときだけは不思議と晴れ間が見れたのでした。
一番晴れてほしい場所で、思いが通じたように晴れた不思議な現象
その“奇跡”は、LMの幸せな気持ちをますます高めてくれたのでした。

北海道201308(23)

北海道201308(24)
下白滝の大地が用意していてくれた奇跡は、これだけではありません。
まるで、LMたちへの贈り物であるかの如く、丸瀬布方面の空に、こつ然と虹がかかり始めたのです。
LMは、ここ2年ほど、日常生活においても虹を全く見ていません。
そんなLMが、愛すべきこの駅で何年ぶりかの虹を見れたというのは、何という巡り合わせなのでしょうか。
雲がかかっているため、完全な半円形の虹ではありませんが、それでも言葉には尽くせない、深い感動を覚えました。
最愛の人の遺影と共に、下白滝の空に幻のようにかかる虹を幸せな気持ちで眺めていました。

北海道201308(26)
日の長い時期とはいえ、19時を過ぎるとさすがに暗くなってきます。
ブルーモーメントの時間帯を迎えると、駅は昼間とは違った美しさを湛えるようになります。
以前、すっかり夜の帳に覆われた下白滝駅(冬)を撮影しましたが、この時間帯に撮影するのは初めて。
この時間帯は、夜の闇に包まれた時間帯とはまた違う魅力を持っています。
妖艶な感じさえ漂う、美しい光景。
今回は三脚を持ち合わせておらず手持ちでの撮影でしたので、撮影はなかなか大変でしたが、夢中でシャッターを切っていました。

北海道201308(25)
最愛の人と共に駅を眺めたり写真を撮ったりしているうちにみるみる時間を費消してしまい、気がつくと、早くも帰りの時間が近付いていました。
過ぎてしまうと、本当にあっという間の時間でした。
好きなことをしているとき、好きな場所にいるときの時間は、本当にあっという間に過ぎ去ってしまうものです。
離れる時間が近付くたび、いつも感じる愛別離苦。
涙がこぼれそうなほどの寂しさに襲われながら、後ろ髪ひかれる思いで下白滝駅に別れを告げたのでした。


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