【旧沼牛駅跡】

(アクセス)
国道275号線を深川方面から走行した場合、右折して脇道に入る必要がある。
以前は
沼牛簡易郵便局が目印だったが、現在、
簡易郵便局は移転している模様。
ちなみに、
Google マップでは、旧来の場所に沼牛簡易郵便局の表記がある。
その旧沼牛簡易郵便局跡に
ジェイ・アール北海道バス深名線「
下幌加内」停留所があり、そこからすぐ。
地図を見ると、下幌成地区の国道275号線に比較的近い場所に、道路が三角形をなしている所がある。
その左辺にあたる部分に存在する。

(遺構概要)
深名線に残る旧駅舎の中でも、
最も保存状況が良好そうなのが沼牛駅跡の駅舎です。
正面から見ると、それほど朽ちた部分もなく、現役の駅舎かと思えるほどです(駅名標はありませんが)。
駅舎の朽ち方だけいうなら、LMの身近にある木造駅舎である
肥前長野駅のそれの方が酷いくらいです(汗)。
窓が塞がれていることだけが残念ですけど・・・。

沼牛駅跡の木造駅舎は、
古き良き時代の面影をよく残しています。
扉も木製のままで、サッシに変わっていません。
窓は塞がれていますが、隙間から見ると、窓枠も木製のままで残されているようです。
ただ、資料を見ると、数年前は屋根が赤く塗装されている様子が確認できます。
このため、屋根の部分は時折塗り替えられるか、葺き替えされているか、何らかの保守作業が行われているようです。


ホーム側から見た駅舎。
線路は剥がされていますが、路盤の跡はよく残っています。

ホームの前には一面の
蕎麦畑が広がっています。
(駅のある幌加内町は、
蕎麦の作付面積・収穫量共に日本一なのです)
せっかくなので、美しく咲き誇る蕎麦の花と駅舎を組み合わせて撮影してみました。
こうして見ると、やはり現役の駅舎のように見えます。
今にも国鉄色のキハが駅に発着しそうな光景です。
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テーマ:駅の風景 - ジャンル:旅行
- 2013/11/12(火) 00:00:01|
- 廃線探訪
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| コメント:2
素敵な保存状態ですね。思わず「住んでみたい!」とはオーバーでしょうが、それくらいの愛着が湧いてきそうな旧駅舎ですね。私の実家がかつて蕎麦店をやっておりました関係で、嫌でも蕎麦とは切れない縁ですが、首都圏某所の立ち食いそば店では、この深名線沿線で採れたそば粉を使用しているらしいですよ。
- 2013/11/14(木) 21:30:59 |
- URL |
- ダイヤモンド☆トナカイ #-
- [ 編集 ]
ダイヤモンド☆トナカイ 様
こんばんは。
いつもコメントありがとうございます。
> 素敵な保存状態ですね。思わず「住んでみたい!」とはオーバーでしょうが、それくらいの愛着が湧いて
> きそうな旧駅舎ですね。
はい。私も近くに住んでいるなら払い下げてほしいと思うほどです。
住むのはちょっとどうかと思いますけど(笑)。
> 私の実家がかつて蕎麦店をやっておりました関係で、嫌でも蕎麦とは切れない縁ですが、首都圏某所の立ち
> 食いそば店では、この深名線沿線で採れたそば粉を使用しているらしいですよ。
私は蕎麦大好きで、三食全部蕎麦でもいいくらいなので、そういう縁は大歓迎ですがね(笑)。
日本一の産地だけあり、広大な大地一面に蕎麦の花が咲いていたのは壮観でした。
・・・ただ、臭いはきついものがありますが(汗)。
- 2013/11/14(木) 23:15:13 |
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