[ 宗谷本線 南稚内駅 ]

早朝、ホテルを出て
南稚内駅に向かいます。
前日、ホテルには23時頃に入りましたが、夜食を買いに出かけたり、風呂に入ったり、荷物の整理をしたりとバタバタしていたら、結局寝れたのは午前1時過ぎ。
そして、この日の起床は
午前5時(泣)。
まだ
月が高々と昇っている時間帯でした。
都合4時間程度しか眠れず、
かなり寝不足気味です。
前日までの蓄積疲労もあまり回復しておらず、朝から疲れ切った状態。
ただ、外はさすがに厳寒で、ホテルから出た瞬間、一発で目が覚めました。

南稚内駅のホームで
4326Dを待ちます。
見上げた空は何とも言えず美しく、周りの光景も
いかにも最果てに来ているという雰囲気でした。
ただ、空模様からすると、
雪が降る望みは薄そうです。
この日までラッセルの撮影なのですが、あまりにも雪が少ないと
先日の二の舞になりかねず、不安を抱きながらの旅路でした。
[ 4326D 車中 ]

4326Dの車内はガラガラで、乗客といえばLMを除いては一人のみ。
まだ暗いので、車窓はほとんど何も見えません。
車内はほどよく暖房がきいて心地よく、睡眠不足も手伝ってうつらうつらしそうになります。
しかし、今回は、下車する駅が近く(とはいっても20分くらいはかかりますが)なので、のんきに寝ているわけにはいきません。
そう思い、気持ちを張っていても、
睡魔というのは強敵で、時々戦いに負けて舟をこぐ有様(汗)。
何とか目的地の駅の直前で目を覚ますことができましたが、危うく寝過ごすところでした。
[ 宗谷本線 勇知駅 ]

勇知駅で下車します。
ここから目的地までは、一路、徒歩行軍あるのみ。
とはいえ、今日も今日とて
三脚を抱えての強行軍なので、不安は募ります。
三脚を抱えたとき、まだ回復が十分でない肩にずしりと負担がかかるのを感じると、その不安はますます大きくなるのでした。
[ 道道510号線 道中 ]



撮影地までの道中は、まさに
感動的な光景が広がっていました。
ようやく白み始め、陽の光が届き始めた空と、一面に広がる銀世界の妙。
これこそ北海道の朝、というべき絶景。
それは、言葉ではとうてい語りつくせないくらい、美しい世界でした。
歩きながらも、時折
最愛の人の遺影を取り出し、2人でこの光景を満喫していました。

撮影地までは3km弱。
ブラブラ歩くのが好きなLMにとって、さほどきつい距離ではありません。
しかし、先日同様、三脚の負担が
重くのしかかってきます。
最初は朝の光景に感動しながら歩いていたLMですが、だんだん肩が痛くなり、景色を愛でる余裕がなくなってきます。
氷点下をはるかに下回る気温なのに、汗だくになってしまいました。
「早く着け、早く早く!」
気持ちは急きますが、そんな気持ちに反して、足は重みと疲労のため思うように前に進みません。
結局、通常のLMなら40分くらいで歩ける距離を、1時間近くかけて歩くことになったのでした。
[ 宗谷本線 勇知-抜海間 ]

目的地にたどり着いたとき、LMは雪の中に崩れ落ちそうになるくらい疲労困憊。
日頃の運動不足を痛感する瞬間です(滝汗)。
こんな状態で、もし
今日のラッセルもスカならショックで帰る気力がなくなるんじゃないだろうか、と不安になりながら、疲れた体に鞭打って、撮影の準備にとりかかったのでした。
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テーマ:鉄道旅行 - ジャンル:旅行
- 2015/09/04(金) 00:00:01|
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