2015.10.27(Tue):駅探訪

(ひどく遅延していますが、とりあえず「北海道旅行記2015」を再開します。今日の記事は、その一環です)

[ 宗谷本線 勇知駅 ]
勇知駅(1)
ラッセル撮影の起点となった宗谷本線勇知駅
この駅も、特に紹介の必要があるとは思えないほどちっぽけな駅ですが、せっかくですので紹介しておきましょう。

勇知駅(2)
勇知駅を正面から撮影。
勇知駅の開業は1924(大正13)年とのことですので、既に開設90年以上の歴史ある駅です。
所在は稚内市抜海村ですが、地名を冠する抜海駅とは 8km 以上離れています。
駅前には小さいながらも集落が広がっており、駅は稚内市街に向かう交通手段としてしっかり役目を果たしているようです。
(LM利用時にも2名ほど地元の方の利用がありました)
本駅の地名は、駅周辺の地域名「上ユーチ」から。
変わったカタカナ地名「ユーチ」は、やはりアイヌ語由来で、「イオチ」(蛇の多いところ)が語源とか。
北海道、それも最北に近い場所で「蛇が多い」と聞くと、少し意外な気もしますけどね。
1980年代までは開業当時の駅舎があったそうですが、同年代に貨物の取り扱い停止、CTC化による無人化などがあったせいか解体されており、現在は貨物車掌車を流用した待合所があるだけになっています。

勇知駅(3)
稚内方面を望む。
今は1面1線の単純な棒線配線ですが、かつては2面2線で列車交換が可能であり、構内踏切で双方のホームが結ばれていました。
先のほうでわずかに湾曲したレールが、以前ポイントがあったことをかろうじて教えてくれます。
また、側線も保持していたそうです。
(かつての勇知駅の配線が分かるWikipediaの写真。1977年当時のもの。2面2線の配線と駅舎らしき建築物が見える)
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/8/80/Yuuchi_eki.jpg
冬以外ならそれらの遺構を確認できたかもしれませんが、この季節は残念ながら雪に埋もれているので、確認はできませんでした。

勇知駅(4)
名寄方面を望む。
こんなちっぽけな駅でも念入りに雪かきがしてあることに感心すると同時に、冬ともなれば北海道に存在するほぼ全ての駅に同じ労力が注がれているのかと思うと、途方もない努力によって鉄道の安全が守られているのだということをつくづく感じます。
私たち旅する者は、厳しい北海道の冬の期間であっても、安全に駅に達することができます。
そのことについて特に思いを致すこともなく、何気なく駅に降り立ち、そしてまた立ち去っていきますが、その旅路を裏で支えているのは、こうした裏で努力する鉄道関係者の土日・昼夜をもいとわぬ努力のたまものなのです。


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