【鉄道旅情】最果てへ・・・(2)

今日は後方展望になっています。
吹雪の中をひた走る特急「スーパー宗谷」です。
猛烈な吹雪で、線路がかすんで見えない状態です。
この日、稚内では飛行機・連絡船が早々に運休。
車が走るのも困難なほどの吹雪で、他の交通機関を利用する予定するはずだった客がどっと列車に雪崩れ込んできました。
ひどい風雪だったので、列車の延着は避けられないと考え、この日の計画は変更を余儀なくされると考えていました。
ところが、車内アナウンスを聞くと「列車は、定刻どおりに運行しております・・・」
この吹雪の中、１分もダイヤを乱さぬ鉄道の偉大さを感じました。




こちらの写真は、別の機会に撮った写真です。
暖房の効いた車内にいると外の厳しい寒気も忘れてしまいますが、こうして見ていると、こんな厳しい自然の中に線路を通した人々、それを守ってきた人々、そして列車を運転する人々の苦労がしみじみと感じられます。