[ 石北本線 上川駅 ]

北海道旅行3日目の朝を迎えました。
この日は上川06:16発の
4621Dに乗車する予定でしたが・・・。
またしてもLMは寝坊してしまいました(滝汗)。
前日、これまでよりはまともな睡眠が取れたのですが・・・。
前の晩、累積疲労がよほどたまっていたのか、
目覚ましをセットする前に寝落ちしていたのです(汗)。
それでもこの日は何とか間に合いました。
この日は、Kが一緒にいたからです。
いつものように、一足遅れて渡道したKは前日到着し、宿で合流していたのです。
6時、本来なら準備万端できていなければならない時間にKから起こされ、慌てて身支度を整えます。
幸い、この日の宿は連泊でしたから、最低限の荷造りだけすれば残りの荷物は置きっぱなしでもよかったので、速やかに準備できました。


最終的に、駅には出発まで7分ほどの余裕を残して到着。
ところが・・・
「ない!」慌てていたため、
LMの命よりも大事な最愛の人の遺影を忘れてきていたのです(死)。
これから向かう白滝各駅で彼女と語り合わねばならないのに、忘れてきたら意味がありません。
LMは脇目も振らず、列車に遅れることも覚悟で宿まで猛ダッシュ!
大急ぎで遺影を手にすると、同じく自分にできる最高速で駅まで駆け戻り、何とか間に合いました。
駅から近い宿(
池乃屋様)だったからこそできた芸当でした。
[ 石北本線 中越信号場 ]

[ 石北本線 上越信号場 ]

4621Dは途中、
中越信号場、
上越信号場に停車します。
どちらもかつては駅だったので、立派な木造駅舎が残っています。
とはいえ、廃駅となり信号場となっている現在、停車と言っても客扱いはしないのですが、乗り降りする人がいました。
どうやら、この列車は
保線関係者の交代要員を輸送する目的でも使われているようです。
中越信号場、上越信号場ともに交通の便が極めて悪いところであるため、列車で送迎するのが確実なのでしょう。
[ 石北本線 上白滝駅 ]

4621Dは
上白滝駅に到着し、LMはここで下車します。
考えてみると、この上白滝に唯一停車する下り列車・4621Dでこの駅を訪問するのは初めてのことでした(これまでは遠軽側からばかり訪問していたので)。
朝早く着くので、
駅の散策にじっくり時間がかけられるのが魅力です。
ちなみに、Kはそのまま乗り通して旧白滝駅に向かいました。
上白滝ではLM以外に御同業者の女性が降り立たれましたが、そちらはある程度写真を撮ると立ち去られたため、上白滝駅はLMの独占フィールドになりました。


ある程度写真を撮ると、今度はカメラの代わりにラッセル用具を手に取ります。
というのも、トイレ付近の除雪がされてなかったので、トイレまでの通路を確保しておく必要性があったからです。
特にドア周辺はきちんとしておかないと、扉が開かないのです。
ついでに、撮影がやりやすいよう、駅前周辺の雪かきも適当にしておきました。

しばらくすると、駅近くの住人の方が来られて、改めて除雪作業を始められました。
LMのいい加減(汗)な雪かきではなく、本格的な除雪作業です。
この方とは途中、しばらくお話しする機会があり、話が弾みました。
それにしても、自分の家の雪かきもしないといけないはずなのに、駅の除雪作業までしていただいているなんて、頭が下がりますね。
運動不足なうえに、寝坊の常習犯のLMには到底無理です。
こういう地元の人たちの縁の下の力持ち的な支えがあってこそ、LMたちは快適な旅ができるのだと痛感します。






やがて、皆さんがお帰りになると、駅には再び静寂が戻ってきました。
今度は、LMと内なる最愛の女性との語らいの時間です。
この日の上白滝駅は
複雑な天気で、
晴れたかと思えば突然吹雪のように荒れる時間もある状態。
しかし、逆に言えば、この日は
上白滝駅の様々な姿を見ることができたともいえます。
それは、LMに、そして内なる
最愛の女性に対し、
上白滝駅が贈ってくれたプレゼントでした。


最愛の女性との語らいも弾み、予定を大幅に超えて上白滝駅に滞在してしまったLM。
しかし、14時過ぎには先に旧白滝駅に行っていたKが上白滝駅に来るので、この場所を明け渡さねばなりません。
(何か、この段落の文章にデジュブ感があるので見直したら、
昨年の上白滝訪問記でも同じようなことを書いてました・汗)
携帯からタクシーを呼び、目指す先は
旧白滝駅。
上白滝駅・
下白滝駅と同じく、駅としての歴史を閉じようとしているこの駅を心に焼き付けるため、LMは走り出したタクシーの車中の人となったのでした。
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テーマ:鉄道旅行 - ジャンル:旅行
- 2016/03/14(月) 00:00:01|
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