【 池島のロータリー 】

坑外体験も終わり、いったんロータリーまで戻る。
だが、船が出るまでまだ時間があるようだ。
もう少し池島の魅力的な光景を見てみることにしよう。
【 旧発電造水施設 】





池島のロータリーから歩いてすぐの場所にある
旧発電造水施設。
かつての
火力発電所兼造水所というべき施設だ。
程よい朽ち具合、芸術的な錆具合(どういう表現だw)。
“
廃墟”としてのオーラに満ち溢れており、
廃墟マニアには垂涎の的(?)。

池島炭鉱では、石炭選炭(精炭と廃石に分離すること)の際、微細な石炭である
微粉炭が出る。
ここではそれを有効活用し、
石炭火力発電を行っていた。

また、ボイラーの蒸気(熱)を利用し、
海水から真水をつくる施設も有した。
これは昭和41年に設置され、日本で初めて導入されたものだったという。
ここで作られた水は、パイプライン(
こちらのアパート跡にもそうしたパイプライン群が見える)を使い、各施設や家庭に送り出していた。
ちなみに、島民の話を聞くと、水は温く、若干の塩気を感じたらしい。
この施設が廃止された現在、島民の水は対岸の外海地区から海底パイプラインで送られているそうだ。
【 ジブローダー 】

発電所側から見た
ジブローダー。
こちらから見ると、ジブローダーが動いていたであろう軌道が分かる。
【 丸木ストア 】

ロータリー近くにある「
丸木ストア」。
表には「港ショッピングセンター」とあり、元は丸木ストアとひろせ酒店という店が入っていた。
現在、ひろせ酒店が閉店したため、「丸木ストア」のみ営業している。
見た目に反し商品は少なく、ジュースや菓子、カップラーメンなど、最低限の商品のみ。
ショッピングセンターとあったので、お土産でもあるかと思ったが、
そんなものはない(汗)。
夏でもアイス系統がなかったのは正直ツラかった。
とはいえ、地元の需要を考えると、そうしたものは必要ないのだろう。
【 かあちゃんの店 】

島の貴重な食事処「
かあちゃんの店」。
8時から18時まで営業している(ただし、早めに閉店することもあり)。
メニューはそれなりに豊富で、麺類や丼ものもある。
LMはチャーハンを頼んだが、とてもおいしかった。
【 コミュニティバス 】

島内の貴重な足となる
コミュニティバス。
バスとはいってもジャンボタクシーみたいなものだが。
池の口(フェリー発着所)~神社下(8階建アパート正面)を結ぶ。
各所に停留所があるが、実際には手をあげると止まってくれ、望みの場所で降ろしてくれる(ただし、バスの運行ルート内に限る)。
料金は100円(こども料金50円)で統一されている。
【 池島港 】

そうこうしているうちに、帰る時間も近づいてきた。
名残は惜しいが、そろそろ港に戻るとしよう。
スポンサーサイト
テーマ:廃墟系 - ジャンル:写真
- 2016/11/17(木) 00:00:01|
- その他写真(非鉄)
-
-
| コメント:0