

さて、昨日に引き続き、今日は山本駅の構内を中心に紹介していきます。
2・3番線ホーム側から駅舎を臨む。
駅舎(+1番線ホーム)と2・3番線ホームは、
構内踏切でつながっています。
にしても、「
止る」って何でしょうね(笑)。
「止まれ」なら分かりますが。
「ま」が入っていないのも微妙に気になる(苦笑)。

山本駅2・3番線ホームを臨む。
駅舎に比べると、だいぶ新しい感じの待合所が設置されています。
背後には家が迫っています。
この辺りは、割と家が多いようです。
唐津にも近く、通勤・通学にも便利そうですね。
以前に比べ寂しくなったとはいえ、それは全盛期と比較しての話。
地元の人にとって、今でも筑肥・唐津両線が
大切な足であることに変わりはありません。
筑肥線・
唐津線共にそれほど本数が多くないとはいえ、一時間に一本程度は走っています。
しかも、山本~唐津間は“
二重戸籍”状態にあり、唐津・筑肥両線の列車が交互に発着します。
そのため、ローカルな路線の割に、この区間の列車本数は比較的多いのです。
ただ、筑肥線と唐津線は、同じ方向・同じ駅に向って走っていても
上りと下りが逆なので、紛らわしいことこの上なしです。

山本駅構内。
多久・伊万里方面を見たアングルになります。
この写真と、ひとつ上の写真を見て感じることですが、家が線路の至近まで迫っているため、一見2面2線に見えますが、実は待合所の裏にもう1線あります。
1・2番線は唐津線が、3番線は筑肥線が使う形のようです。

ということで、筑肥線の列車を入れて撮ってみました。
伊万里発西唐津行きの普通列車(
キハ125-6)です。
こうして見ると、3線あることが分かります。


1番線ホームから唐津方面を望んだ光景(上)と、同ホームから出発する唐津線西唐津行きの
キハ47普通列車(下)。
ホームは、結構長く作られており、余裕が感じられます。
今では1~2両編成の列車がほとんどですが、かつて、まだこの駅が全盛を誇っていた頃には長大な編成も運用されていたのでしょう。
前記した通り、2面3線の配置ですが、筑肥線がまだ旧線で、岸嶽支線を分岐していた頃は3面6線あったといいます。


山本駅は、今も昔のままの姿をあちこちに残しています。
長い年月を経た駅舎には、歴史を重ねたものだけが持つ重厚感がありました。
しかし、個人的には、願わくばこの駅がかつて賑わいを見せ、大勢の乗換客で混雑し、長大な編成の列車が幾本も出入りしていた全盛期に訪れてみたかったと思いました。
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テーマ:駅の風景 - ジャンル:旅行
- 2008/12/19(金) 00:00:01|
- 駅紹介・筑肥線編
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