2016.12.20(Tue):駅探訪

羽帯駅(1)
夏に訪問した駅を紹介する企画も今回が最後になります。
今回ご紹介するのは根室本線羽帯駅です。
すみせん、駅名板撮り忘れました(汗)。この写真でご勘弁を。
羽帯駅は、北海道上川郡清水町にある駅で、「羽帯」は駅周辺の地名に由来しています。
なお、「羽帯」の語源はアイヌ語に求められ、「小さい『それ』がたくさんいるところ」を意味する「ポニオプ」からきていると言われています。
『それ』とは、アイヌ民族が忌み嫌い、名を呼ぶことさえ憚ったとされるトッコニ(蛇)のことを指すようです。

羽帯駅(2)
駅全景。
写真一枚で駅の全容を伝えられるほど小さな駅です。
単式ホーム1面1線の単純な作りで、小さな待合室が付随しています。
ホームは一見板張りのようですが、薄いコンクリの板です。
こんな小さな駅ですが、仮乗降場からの昇格駅ではなく、開業当時―1958(昭和33)年―から駅として開業しています。

羽帯駅(3)
別の角度から撮った駅の全景。
北海道らしい美しい光景が駅の周囲には広がっています。
駅の周囲には人家が見えず、静かな環境に見えますが・・・。
駅の近くを国道38号が通り、またそこから分岐する道路が駅前を通っています。
この道路の交通量は意外と多いため、車の騒音が激しく、静寂とは言い難い状況です。
とはいえ、車が途切れた時の森閑とした世界は、静寂に身を委ねたい人には最高の環境でしょう。

羽帯駅(4)

羽帯駅(5)

羽帯駅(6)

羽帯駅(7)

羽帯駅(8)
待合室外観及び内部。
待合室は小さいものの清潔に保たれ、また窓の締切もきちんとしているので、冬には保温性が高くなると思われます。
窓や戸を閉め切ると、騒音からも少しは解放されます。
時間があれば、ゆっくり本でも読みたい環境です。

羽帯駅(9)

羽帯駅(10)
駅ホーム。
北海道特有の防風林が見事に立ち並ぶ光景は、美しいの一言です。
ホームを歩くと、空気がとても心地よく感じます。
写真から見ると穏やかな美しさしか見受けられませんが、この撮影から一月も経たないうちに、この周囲は豪雨に見舞われ、羽帯-十勝清水間では橋梁が流出するなど、大きな被害が出ました。
自然は美しいものですが、ひとたび牙をむけばいかに恐ろしい存在になるかというのを実感します。

羽帯駅(11)
非常に味わいのある羽帯駅ですが、駅周辺に人家がないこともあり、近年の年間平均利用者は0人(!)とか。
このため、この記事でもふれたとおり、JR北海道が廃止方針とする駅の中にこの駅も入っています(すぐにではなさそうですが)。
せっかくこの駅に巡り合えたのに廃止方針に入ってしまうとは悲しい限りですが、LMは一目でこの駅を気に入ってしまったので、できればもう一度訪問してみたいと思います。


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