筑肥線シリーズ、本年最後のアップになると思われます。
今日は
駒鳴駅をご紹介します。

駒鳴駅遠景。
昔は
古い木造駅舎が建っていましたが、今では撤去されています。
wikipediaによると、木造駅舎の後にログハウス風の駅舎が建てられたものの、
数日後の台風で崩壊したとか・・・。
私はその事実を知りませんし、wikipedia以外で確認もできていませんが・・・。
そんなこともあるものなのですね
昔ながらの色合いの
公衆電話が、時代を感じさせます。

駒鳴駅待合所。
ありがちな屋根付き待合所ですが、緑に囲まれた背景に
違和感なく溶け込んでいる気がします。
この光景だけ見ると山の中にある感じがしますが、駅周辺は比較的開けています。
普段見る光景からはあまり想像がつきませんが、この付近は昔から水害がひどく、駅も浸水の被害を受けたことがあったようです。


駒鳴駅ホームから山本・唐津方面を望む。
上の写真は、構内踏切付近から(安全確認したうえで)撮影したもの。
ホームの一番手前側に当たる位置からの写真で、
真っすぐ伸びた線路が印象的です。
「
線路は続くよどこまでも♪」の歌詞が意味もなく思い出されてきます。
下の写真は、ホームの端に近い位置からの撮影です。
唐津行きの列車は、この駅を越えると
駒鳴峠に差しかかります。
駒鳴峠は、駒鳴の地名の由来になったと思われる場所で、峠に差しかかった馬が、荷の重さに耐え切れず、悲鳴を上げたからとされています。
ちなみに、その馬の荷とは
大蛇の鱗だったそうです。
この近辺には、鎮西八郎為朝(源為朝)による
大蛇退治の伝説が各地に残されており、この話もその一環のようです。
もっとも、駒鳴の名の由来には他の異説もあるようなので、確定的なことは言えませんが。

同じく、ホーム上から大川野・伊万里方面を望む。
ホームには穏やかな秋の日差しが降り注いでいました。
周囲はのどかな農村光景が広がっています

駅前にある駐輪場。
かつて、この付近に木造の駅舎がありました。
西相知、佐里、駒鳴の3駅は、LMが筑肥(西)線で特に好きな駅ですが、それは多分に木造駅舎があった頃の記憶によります。
今でも駅を包む風景はほとんど変わりませんが、
木造駅舎は全て取り壊されました。
未だにLMはこの3駅が好きですが、少し寂しい気分になってしまいます。

駒鳴駅の構内踏切。
こういうタイプの構内踏切がLMは好きなのですよ。
警報音からしてのどかな気がします。
LMは、この踏切にも、右手奥にある桜の樹にも、いろいろな思い出があります。
その思い出は、今でも懐かしく胸に焼きついています。


その構内踏切の警報音が鳴り始め、西唐津行きの列車(
キハ125-3)が入線してきました。
しばしディーゼル音を響かせた後、ゆっくりと発車していきました。
立ちはだかる駒鳴峠を越え、次駅の佐里を目指します。
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テーマ:駅の風景 - ジャンル:旅行
- 2008/12/31(水) 00:00:01|
- 駅紹介・筑肥線編
-
-
| コメント:11
今年一年お疲れ様でした!俺も旅行が好きで、旅先で様々な駅舎を見て写真を撮りながら細々とHPをやったりしています。(今年は環境の変化であまり更新できませんでしたが)
来年も宜しくお願い致します!それでは気をつけて楽しい旅行を♪
- 2008/12/31(水) 09:27:07 |
- URL |
- 誠 #-
- [ 編集 ]
駒鳴峠を列車で超えるには馬力、スピードが必要だと思います。峠は上り板と下り板ありますから。もし、馬力が少ない列車だったら、大変だと思います。
今年の最後のコメントになりましたが、良いお年を!!
- 2008/12/31(水) 13:42:54 |
- URL |
- キハ40系330番台 #vkBXlXLU
- [ 編集 ]
こんにちは
この駅は、主要道路からも離れていてのどかないい雰囲気の駅で、私が最も多く出没する駅です。
キハ125も似合いますが、キハ47の2連をここや西相知駅で撮影しようと思っているのですが朝が早いのでなかなか行けずにいます。
道路と線路の間にある車止め跡や古井戸もいい感じで昔はそれなりに大きな駅だったことがうかがえます。昔は交換可能な駅だったような痕跡もありそんな物を探してみるのも楽しっかたりします。
たまにこの駅で車掌さんが伊万里行きから唐津方面行きに乗り換える光景を見る事ができ、その数分間の間は有人駅のような錯覚に陥る事があっておもしろいですよ!
それではどうぞ良いお年をお迎え下さい。
- 2008/12/31(水) 15:54:03 |
- URL |
- 伊万里保線区 #k8tPj7qM
- [ 編集 ]
あけましておめでとうございます♪
昨年は、この『LM徒然草 ~駅のある風景~』に大変お世話になりました。
今年も、体調に十分注意して、是非、このブログを続けてください♪
それでは、今年もヨロシクお願いします。
- 2009/01/02(金) 06:13:01 |
- URL |
- みなもとん #-
- [ 編集 ]
コメントいただいた皆様、ありがとうございました。
返信遅れて申し訳ありません・・・(T-T)
昨年いただいたコメントも、今年に入ってからの返信になるため、「良いお年をお迎え下さい」ではなく、「あけましておめでとうございます」になってしまいました。
本当に申し訳ありません・・・m(_ _;)m
- 2009/01/04(日) 01:57:14 |
- URL |
- LM #-
- [ 編集 ]
キハ40系330番台様、いらっしゃいませ。
あけましておめでとうございます。
いつもコメントありがとうございます。感謝しております(TvT)
> 駒鳴峠を列車で超えるには馬力、スピードが必要だと思います。
今、この辺りの主力であるキハ125は割とスイスイ越えていく気がします。いわゆる「NDCシリーズ」であるこの気動車は、軽量で馬力があるようですから。
- 2009/01/04(日) 02:09:24 |
- URL |
- LM #-
- [ 編集 ]
伊万里保線区様、いらっしゃいませ。
あけましておめでとうございます。
コメント&有意義な情報ありがとうございます。
> 私が最も多く出没する駅
そうですか。
見張っていましょうか・・・ね(笑)。
> キハ47の2連
あれ? キハ47も走っていたんですね。
それは知りませんでした。
> 車止め跡や古井戸
車止めは昔の西相知駅(今はないですけど)、古井戸は肥前長野駅にもそれらしきモノがありますよね。私の知り合い(R嬢)は異様にそういう話に詳しかったのですが、私はあまり詳しくなくて・・・。
> たまにこの駅で車掌さんが・・・乗り換える光景
そういう事があるんですか! 駅舎もない無人駅なのに。
というか、最近はワンマン運転が増えて、車掌もあんまり見なくなりましたから。
- 2009/01/04(日) 02:27:52 |
- URL |
- LM #-
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駒鳴峠を超えるキハ47原型機関の走行音が大好きです。力強いエンジン音と山間に響きわたるタイフォンがたまりません。キハ47充当列車は平成24年10月8日、12月28日、平成25年3月3日、3月28日に2523D、2524Dともに全区間録音しました。
- 2013/03/29(金) 11:21:16 |
- URL |
- 筑肥線沿線住民 #cR4jAg5A
- [ 編集 ]
筑肥線沿線住民 様
こんばんは。
ようこそ当ブログへ。
コメントありがとうございます。
> 駒鳴峠を超えるキハ47原型機関の走行音が大好きです。
> 力強いエンジン音と山間に響きわたるタイフォンがたまりません。
やっぱりいいですよね。
私も大好きです。
乗車している時も、あのエンジン音は心地よいものです。
汽笛の音もいい感じで、長閑な景色によくあいますね。
> キハ47充当列車は平成24年10月8日、12月28日、平成25年3月3日、3月28日に2523D、
> 2524Dともに全区間録音しました。
録音までされているのですか。
そういう方面の趣味がおありなのでしょうか。
私も聞いてみたいですね。
- 2013/03/29(金) 23:07:32 |
- URL |
- #-
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