※
特記なき限り、写真はGW(ゴールデンウィーク)撮影のものである。
[ 旧三江線 乙原駅 ]
乙原駅は、今回の廃駅巡りで
一番撮影し甲斐のなかった駅だ。
撮影しようにも、駅に上るための階段の入口が封鎖(立入禁止)になっているため、下からしか撮影できなかった。
他から回り込むルートがあるが、そこにも「立入禁止」の札で
万事休す。

せめて、階段を登り切ったところで「立入禁止」なら調査のしようもあるのだが・・・。
原則、立入禁止の札より向こうには(別に回り込むルートがない限り)入らないことにしていたので、下からの撮影で満足するしかなかった。
とりあえず、駅が健在なのは確認したから、それでもよかった。
[ 旧三江線 竹駅 ]

駅近くの踏切跡から臨む
竹駅。
ここもまた、駅名板がなくなった他は、現役の頃と変わりない景色だ。

三江線各駅の中で、
竹駅はLMと最も縁の薄い駅だ。
他の駅は、たいてい廃止前に2、3回以上は訪問しているが、竹駅は現役の頃一度(
駅紹介の記事を書いた時のみ)しか訪問歴がない。
(道沿いにあるので、車の車窓からは何度も見ていたけど)

なので、今回が二度目の訪問となったわけだが・・・。
ほとんど訪問したことがなく、以前訪問した時の記憶もほぼ消し飛んでいるので、他の三江線の駅に感じる親しみというか、愛着のようなものを感じられない。
しかし、しばらく向き合ってみると、小さい駅ながら、雰囲気の良い駅であるのを感じた。
もっと訪問しておけば・・・そう思ったのは、この駅で何駅目だっただろうか。
[ 旧三江線 木路原駅 ]
木路原駅も
乙原駅同様、階段を登った場所に駅があるが、幸いこちらはホームのある高さまで行くことができた。

ホームにはやはり入れないが、ほぼ現役の頃と変わっていないのは確認できた。
ただ、この駅は駅名板が入口のすぐ近くにあったので、それがなくなっているのが一際目立った。

ホーム内は立入禁止なので、柵ギリギリまで寄って撮影してみた。
花の彩りがちょうどいいアクセントになった。
[ 旧三江線 石見川本駅 ]

(7月撮影)
三江線廃止直前は物凄い人だかりができた
石見川本駅。
今は、そんな話が嘘のように静まり返っていた。

というより、元に戻ったというべきかもしれない。
廃止直前のお祭り騒ぎになる前、石見川本駅の周辺は、こんな風に閑散としていたのだから。


駅の内部もほぼ変わっていない。
待合室内の自販機が稼働中であるところを見ると、バスの待合室として引き続き使われているようだ。
とはいえ、広い駅舎を持て余しているようにも思える。
訪問中、2回ほどバスが入ってきたが、乗客はほとんどいなかった。


そんな石見川本駅だが、広い構内を新しいプランで活用し、町の振興につなげようとしている。
それが駅周辺で
「レールバイク」を走らせるという構想だ。
ここで走らせる予定のレールバイクはエンジン駆動式で、バイクのような操作方式となる模様。
廃線跡にこうした
レールバイクを走らせる取り組みは全国各地で行われており、旧三江線においても、ここ以外に口羽-宇都井間で走行を計画している。
6月30日に地元向けのプレイベントで披露済で、
7月28日にはオープニングイベントを予定している。
(本記事アップ後の)数日後には、駅に再び賑わいが戻るかもしれない。
[ 旧三江線 宇都井駅 ]


(7月撮影)
おまけ。
ある意味、定点観察的な撮影。
美しい晴れ間の広がる夏の日、
宇都井駅は一際美しい姿をLMに見せてくれた。
スポンサーサイト
テーマ:駅の写真 - ジャンル:写真
- 2018/07/24(火) 00:00:01|
- 廃線探訪
-
-
| コメント:2
こんばんは。
私は、三江線の記事の中で何となく旧・石見川本駅が印象に残っています。
改札からホームの間に壁1つ無いというのがいいなあと。
北海道で同様に作ったら雪が入り込んで無理がありますね。
廃線の再活用によって、また賑わう時が来るといいですね。
- 2018/07/26(木) 19:16:16 |
- URL |
- 冬音 #LvbWpVdY
- [ 編集 ]
冬音 様
こんばんは。
御無沙汰しております、コメントありがとうございました。
また、返信が遅くなり申し訳ありません。
最近、仕事が忙しいのと、薬のせいか睡魔が酷くて・・・。
今回のレスも、2日前から書こうとしていましたが、2回も寝落ちして今回になりました(汗)。
> 私は、三江線の記事の中で何となく旧・石見川本駅が印象に残っています。
> 改札からホームの間に壁1つ無いというのがいいなあと。
> 北海道で同様に作ったら雪が入り込んで無理がありますね。そうですね。
九州は開放的な駅が多いです。
これは以前、秘境駅訪問家の牛山隆信さんも言われていたことだと思います(この駅です→
http://hp1.cyberstation.ne.jp/hikyoueki/fukushimatakamatsu.htm)。
当たり前ですが、駅も地域性が出るということでしょう。
LMの近くにも、こんな駅がありますよ。
http://blueribbon3737.blog87.fc2.com/blog-entry-261.html > 廃線の再活用によって、また賑わう時が来るといいですね。そうですね。
こうした事例は、北海道では美幸線跡(トロッコ王国美深)で見られるものと同じかと思います。
地域の新たな観光の起爆剤になればいいですね。
- 2018/07/29(日) 02:55:30 |
- URL |
- #-
- [ 編集 ]