
またしてもやってきました、
五能線・
驫木駅です。
「ぜひとも
冬の驫木駅に行ってみたい・・・」
「大好きな
驫木駅で正月を迎えたい・・・」
かねてからそう思っていました。
※まともな人から見たら、
狂っていると思われるかもしれませんが(苦笑)。
今回、ついに願いがかなう時がきました!
2009年元旦の大半の時間を、LMたちはこの駅で過ごすことにしたのです。
しかし、元旦だというのに、期待した
雪は全くなく、ちょっとがっかりしました・・・。
が、以前訪問した時(昨年のGW頃)とは
明らかな違いがいくらか見られ、いろいろ
面白い発見もありました。
前回紹介時の記事は
コチラ。

驫木駅をほぼ正面から見る。
前回訪問時の写真と、違いがお分かりになるでしょうか。
まず、決定的な違いは・・・
①「駅名板」です。
前回訪問時は、味もそっけもない駅名板がかかっていましたが、今回はこの駅にふさわしい、堂々とした駅名板になっていました。

駅名板の拡大。
流木をそのまま使ったかのような板、将棋の駒のように肉太に記された駅名・・・。
この駅の雰囲気にマッチする、なかなか素晴らしい駅名板です。

次の違いは・・・
②トイレを囲む板です。
微妙に新しい板が張られていました。
以前のトイレの材質まで確認していませんが、白く塗られたことだけは覚えています。
このアングルからだと、よりはっきりと分かります。

さらに、ホーム上には新しく設置されたものがありました。
それが・・・
③日時計と夕日(夕焼け)暦です。
写真右手にある2本の短い柱がそれで、奥が日時計、手前が夕日(夕焼け)暦になっています。
日時計は、
線の集まりの中心に棒状のものを垂直に立てて、北側に約50度傾ければ大体の時間が分かる、というもの。
分かりづらい写真ですみません(ノД`)
夕日暦は、
夕日が何月にどの方向に沈むかを示すものです。
晴れた日なら、遮る物のない青空と澄んだ海、そして美しい夕景が望めるこの駅ならではの“設備”と言えるかもしれません。
この日はあいにくの曇天だったので、役には立ちませんでしたが。


荒波を背景に佇む駅舎。
前回紹介した穏やかな駅背後の海とは大きく異なり、強風にあおられた海は大きな波しぶきを伴い、海岸に押し寄せてきます。
まさに「
波のとどろく」音が聞こえる駅です。
雪こそ降っていませんが、
荒れた日本海を背景に建つ駅舎は、夏の穏やかな海を背景にした時とは
全く異なる趣を感じさせます。


バイパス道の高台から撮った写真。
最近、駅の周りに電柱が増えたため、高所から見下ろして撮影するのが少し難しくなりました。
しかし、やはり高台から撮った方が波の荒々しさがよく分かります。


旧道とバイパスの合流点付近からの撮影。
ここから撮ると、波の荒々しさがさらにくっきりと分かります。
次から次へと果てることなく、波頭は駅と五能線の線路に襲いかかってきます。



驫木駅ホームにて。
凄まじい強風で、
息をするのも苦しいくらいです。
基本的には曇天だったのですが、
みぞれが激しく降ったり、時には青空がのぞいて
太陽の光が海にきらめくこともあり、よく分からない天気でした。

駅舎内部から荒れる日本海を見る。
駅舎内でゆっくりくつろぎながら、
荒れ狂う日本海を鑑賞できる駅は、
日本広しとはいえそうはないでしょう。
暖房も何もない駅舎内ですが、閉め切っているだけで温度は全然違います。
駅舎は、LMたちのために、立派にその役目を果たしてくれたのでした。
しかし、外へ撮影に出たり水飛沫に降りかかられたりして寒かったのは事実で、LMたちはその寒さを
ウィスキーを少量ずつ生のまま飲むことで凌いでいました。


雪が見れなかったのは残念でしたが、望外だったのは“
虹の歓迎”があったことです。
先ほども書いたように、曇天の合間にみぞれや晴れ間がのぞくことがありました。
ほとんど雨に近いみぞれがあがって晴れ間がのぞくと、その瞬間、わずかなタイミングで虹がかかりました。
虹は、LMたちの前に3度も姿を見せましたが、いずれも雲が太陽を隠すとすぐ消えてしまいました。
3回目は、時間的にも、虹の色彩的にも、いちばんはっきりした虹でした。
大好きなこの驫木駅で虹を見ることができ、
今年は何かいいことがありそうな予感がしました。


夜の暗闇が迫る驫木駅。
この時期、17時にもなれば周囲は薄暗くなってきます。
夜の帳が下り始めた駅の周囲は、独特の雰囲気を醸し出していました。
この時、LMとKは別々に行動していました。
LMは、
強風の影響等で列車の乱れなどがないか確認するため15時台の列車で
深浦駅へ。
※もし、万一にも運休などという事態になれば、タクシーを拾う必要があったので・・・。
Kはそのまま残って駅の撮影を続けました。
なので、この写真はKのものです。
秋田方面の
快速「リゾートしらかみ」には遅れが出ていましたが、幸いLMたちが乗る列車は定刻通りに発車しました。
17時23分、弘前行き普通列車が驫木駅に到着。LMたちは再度合流しました。
車内にいたのはLMたちだけ。
ゆっくりと動きだした列車の車内で、今回もたくさんの思い出を残してくれたこの駅に、LMたちは心の中で静かに別れを告げました。
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テーマ:駅の風景 - ジャンル:旅行
- 2009/01/16(金) 00:00:01|
- 駅探訪
-
-
| コメント:2
こんばんは。
昨日、テレビで驫木駅の紹介があったそうで、見ました。旅の思い出が詰まってるノートがありました。無人ですね。
- 2009/01/16(金) 00:22:42 |
- URL |
- キハ40系330番台 #vkBXlXLU
- [ 編集 ]
いらっしゃいませ。
いつもコメントありがとうございます。
> 昨日、テレビで驫木駅の紹介があった
NHKの放送ですか?
確か再放送のものですよね。
もしそれであっていれば、私も以前見ました。
その放送では雪が降ってとても冬らしい光景なのですが・・・。
> 旅の思い出が詰まってるノートがありました。
はい、ありますね。
LMは気恥ずかしくて、いつも駅ノートはスルーしてしまうのですが(苦笑)。
> 無人ですね。
駅自体も無人駅ですが、駅の周囲も家が1軒しかありません。
道路が近くを走っているので、車はガンガン走っていますがね(苦笑)。
- 2009/01/16(金) 17:39:12 |
- URL |
- LM #-
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