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2020.08.06(Thu):駅探訪

[ 宗谷本線 北星駅 ]
北星駅(5)
思い出の北星駅に着いた。
冬はたくさんの思い出を刻んできたが、夏はかなり久しぶりの訪問だった。

北星駅(1)
まだ、このころ、九州は明けやらぬ梅雨空の下にあった。
LMが望んでいた青空は、北の国にあった――。

北星駅(2)
実は、LMが着いた当初は空もドン曇りの灰色世界だった。
だが、最後の別れになるかもしれない挨拶をしにきたLMと最愛の女性を迎えるように、北星駅は雲のカーテンを開かせ、LMたちに青空を見せてくれたのだった。

北星駅(4)
旅情を誘う北の鉄路。
もうこのまま、仕事も何も投げ出して、ここから旅に出たい。
そんな気持ちにさせられる。

北星駅(3)
銀世界ばかりを見慣れていると、ここが実は自然豊かで生命が豊富な世界であることを忘れそうになる。
この日見た北星駅の景色は、緑色に輝いていた。
その緑の世界を一直線に貫いて走る鉄路は、言葉に尽くしがたい美しさを感じる。

北星駅(9)
北星駅は、LMに思わぬプレゼントをした。
DE15の単機が突然稚内方面から入線したのだ。
北星駅とDE15の組み合わせ……ある意味では贅沢な写真なのかもしれない。
しかし、完全に不意をつかれたため、まともな写真を撮れなかったのが残念。

北星駅(6)

北星駅(7)
たくさんの思い出を紡いできた北星駅の待合所。
普通の人が見たら物置小屋と間違いそうなオンボロな小屋だが、LMと最愛の女性にとっては大切な語らいの場所だった。
もう、ここで過ごせなくなるのかと思うと悲しい。

北星駅(8)
別れ際、まるで北星駅の体温を確かめるかのように、壁板をなでた。
一部破損している部分もあるが、この駅の利用者を守った勲章のようなものだ。
酷寒の冬、この建物に何度救われたかしれない。
次の冬はコロナで来れない可能性も考えると、本当に最後の別れになるかもしれない。
だけど、「さようなら」とはどうしても言いたくなかった。
だから、「今までありがとう」という言葉を別れの言葉にした。
駅は跡形もなくなっても、LMの心の中にいつまでもこの駅の記憶は残り続けるだろう。
――だからきっと、さようならでは、ない。

――北星駅 2021年3月に廃止予定――


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