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2009.03.06(Fri):駅探訪

いよいよ、舞台を木次線に移します。
まずは、芸備線・木次線の分岐駅である備後落合駅を紹介します。
本当なら立ち寄らないはずでしたが、思わぬ理由から足を運ぶことになります・・・。

備後落合駅(1)
三江線の取材を終え、ようやく木次線方面に向かったのは、既に20時を回った頃でした。
LMの事前計画では、当初芸備線から木次線に入る計画でしたが、列車のダイヤ上、木次線に乗車するのは出雲横田駅からが望ましいと考えたため、三次から国道183号線を庄原方面にひた走り、途中で奥出雲方面に延びる国道314号線に入る――という計画を立てました。
さて、いよいよ国道の分岐点が近付いてきた頃、確認のため地図を見ると、国道合流点の少し先に備後落合駅があることに気付きました。
既に道は山間に差しかかっていますが、ここから先はさらなる山道であり、コンビニ等もあるとは思えないので、念のためトイレを借りておこうと思い、駅に向かいました。
※LMたちは、田舎に旅立つと、よく駅のトイレを拝借します(苦笑)。

備後落合駅(2)
というわけで、やってきました備後落合駅。
以前から、本などで何度も名前を見たことはあるものの、訪問するのはこれが初めてです。
初めてきた備後落合駅は、LMの事前予想を大きく覆すものでした。
昔からローカル線や駅紹介の本などの親しんでいたLM。
その中で、備後落合駅はたびたび登場し、一度は行ってみたいと憧れていました。
本で出てくるたび、何度も時刻表で位置を確かめ、そして「どんな駅なんだろう」と、行ったこともない山間のこの駅を勝手にイメージして楽しんでいました。
そのイメージは・・・
(1) 山に囲まれたところにあり、峠を越えた先にある小さな平地にある
(2) かつては急行が停車していた由緒ある駅だけに、周囲にはそれなりの人家や商店がある
・・・というものです。ホントに勝手な想像ですが。
ところが、実際には土手の上というか、少し高台になった場所に駅はありました。
山に囲まれているというところは間違っていませんでしたが。
駅前に家はありますが、それは事前の予想からするとかなり少ないものでした。
駅は無人で、何とも言えない寂寥感にあふれています。
しかし、幸いにも駅舎内の照明は過剰なくらい明るく灯っており、トイレも無事に借りることができました(笑)。

備後落合駅(3)
備後落合駅ホーム。
到着時は既に21時も半ばを回っていました。
駅を出発する列車の最終は、確か20時台のはず(到着列車では22時台のものもありますが)。
しかし、駅のホームでは、キハ120が盛大なディーゼル音を響かせながら止まっていました。
なまじ周囲が静寂に包まれているだけに、普段は気にもならないその音が、いやに甲高く聞こえます
照明を落としているところを見ると、明日に備えて夜間停泊しているのでしょうか。
そのディーゼル音に混じって、駅の近くを流れる川の音もよく聞こえてきます。
静寂に包まれた夜だからかもしれませんが。

備後落合駅(4)
ホームを少し歩いてみます。
闇に光る信号が、何故か旅情を誘います。
暗いのでよく分かりませんが、駅前から見た印象に比べ、実際にホームに立ってみると、思ったより広い敷地があるように感じます。その一角に、除雪によって山積みになったらしい雪山があり、それを見て少し寒さを感じてきました。すでに平地では昼は2ケタ、夜でも7~9度前後あるというのに、この駅は軽く5度は下回っていそうです。

ずっと昔から印象深くこの駅を想像し続けてきたLM。
本来なら、この駅から列車に乗りたかったのですが、起点を出雲横田駅に変更したため、それもできなくなりました。
せめてもの思い出にと、現実の備後落合駅を胸に刻むように眺めていました。
夜に来たということもあり、何となく感傷的な気持ちになります。
・・・しかし、こんな時間、列車も来ないホームをうろつき回っている様を誰かに見られたら、どう見てもただの怪しい人にしか見えませんね( ̄▽ ̄;)
警察から職務質問されても文句は言えない(苦笑)。

備後落合駅(5)

備後落合駅(6)
ホームから見た駅舎と、その内部。
今は無人駅ですが、以前、急行が走っていた頃は、この駅舎も賑わっていたのでしょうか。
今は、かつての改札口と思しき場所等も封じられ、何となく寂しく感じます。
しかし、駅内部は割ときれいに保たれており、時間的な都合と、迫りくる夜の寒さ(笑)さえなければ、もっとゆっくりしていきたいとさえ感じました。

備後落合駅(7)
今回は、残念ながら夜のみの訪問となってしまいました。
しかし、子供の頃から行きたいと思い続けていたこの駅を訪問できて、本当に良かったと思います。
少し寄り道でしたが、来た甲斐はありました。
今度はぜひ、昼間に来たいです。


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