
本日は、
三江線・
石見川越駅をご紹介しましょう。


石見川越駅駅舎。
白壁に赤い瓦で葺いた屋根が印象的な駅舎です。
この位置から見ると、線路やホーム等が見えないこともあり、駅の看板がなければ、
集落の公民館か集会所のようにも見えますね(笑)。
いつ頃建てられたのかを知り得る確たる資料はないのですが、少なくともこの辺りの駅によく見られる「
昭和47年 7月12日の洪水あと」が記されているので、それより前には存在していたのではないかと考えられます。
ちなみに、
白い壁に一か所だけ青いラインがありますが、それが
洪水跡のラインです。
駅のすぐ近くに郵便局がありますが、人家からは少し離れており、駅前は水田が広がっています。

駅舎内部。
外観に比べ、内部は新しい感じがします。
改装でもしたのでしょうか?
かつては有人駅だったのですが、今は無人です。
切符売り場に飾られた花(造花?)が印象的。
もう、窓口のカーテンが開くことはないのでしょうねぇ・・・。

ホームから見た駅舎。
正面口とホームから見た駅舎の印象が随分と違って感じられることはよくあることですが、この駅も、ホーム側から見た駅舎の姿は、正面から見たものとは印象がだいぶ異なります。
やはり、雨よけのひさしがあるせいでしょうね。
ひさしの下には、古い木製ベンチがあります。
待合室内はやや暗いので、天気にもよりますが、ここに座った方が明るくていいかも。


石見川越駅ホーム。
上が三次方面、下が江津方面です。
駅の施設以外は木々や草に覆われ、
“緑色”の中に埋もれているような印象を受けます。
ホーム反対の山側に、
草に埋もれながらもかすかにホームが見えるのがお分かりになるでしょうか。
かつて、この石見川越駅も列車交換が可能な駅でしたが、三江線の他の駅で見られるように、ここも線路が撤去され、今の1面1線に至っています。
よく見ると、廃ホームの手前にかすかながら
枕木の痕跡を認めることができます。
今は草に占拠されたあのホームも、かつては乗降客で賑わっていたことがあるのでしょうか。
そんなことを考えていたら、少し感傷的な気分になったLMでした。
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テーマ:駅の風景 - ジャンル:旅行
- 2009/06/15(月) 00:00:01|
- 駅紹介・三江線編
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| コメント:2
こんばんは・w・
無人駅なのに改札を改装してどうするんでしょうね…-w-; 普通なら駅舎を取り壊してもおかしくないので、ある意味運が良かったとも言えるかもしれませんね・w・
しかし…最近ローカル駅の交換設備撤去が目立ちますが、やはりそういった設備にも確実に維持費がいるんですねぇ…。
- 2009/06/16(火) 19:56:48 |
- URL |
- OBA3 #EeDw3ChA
- [ 編集 ]
こんばんは。
OBA3様、ようこそいらっしゃいました。
コメントありがとうございます。
> 無人駅なのに改札を改装してどうするんでしょうね…-w-;
改装当時は有人駅だったのでは?
一番可能性のある考え方は、洪水で水没した際、水浸しになったので改装した・・・というものですが、そもそも改装したかどうかさえ不明なので、定かには分かりません。
> やはりそういった設備にも確実に維持費がいるんですねぇ…。
それはそうでしょうね。
ポイントがあればその維持は確実に面倒でしょうし、信号までついていたらなおさらでしょうね。
使わない状態にしておいても、ポイントが残っていると、少なくとも普通のレール部分よりは何らかの障害が起きる可能性は高くなるでしょうし。
何せ、普通の線路でさえ、保守費の節減とやらで「制限30」を連発しているくらいですからね・・・。
- 2009/06/17(水) 02:32:08 |
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- LM #-
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