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LM徒然草 ~駅と列車と情景と~

風情ある駅と自然豊かな鉄道、そして心に残る情景を求めて・・・

【日田彦山線】ま坂、私が!! 地獄の登坂撮影行~本編その壱~


日田彦山線にて(4)
当ブログと相互リンクいただいている「故郷へ~汽車の風景」の管理者・前期高齢者(sirainosato)様(長いので、以下本名の名字からイニシャルをとりI氏とさせていただきす)のご好意で、日田彦山線沿線の撮影ポイントをご案内いただくことになり、Kと一緒に出かけました。
I氏は、山の上からの俯瞰写真がとても素晴らしい方です。
今回話題になる日田彦山線沿線も非常に美しく撮られていました。
LMもそんな写真が撮りたいと思ってはみたものの、そんな高所まで登る体力はとても持ち合わせていませんし・・・(苦)。
すると、I氏から
「大半は車で行ける。ほんの少し歩けばいい」
という甘いお誘いが(笑)。
この言葉で腹が決まり、I氏にご案内を請うことにして、日田彦山線まで出向くことを決めたのでした。
しかし、この言葉を信じたがために、後でとんでもない苦労をするはめに・・・(苦笑)。

日田彦山線にて(5)
ともあれ、8月2日、高速道路のICの入口付近でI氏と合流。
初めてお会いしたI氏は、痩身ながらも行動力に満ちた、フランクで渋い御方でした。
お互い話し合った結果、とりあえず概ね午前中は駅撮影に費やし、午後から日田彦山線沿線風景を撮ることに決めました。
限られた時間の中、この日は夜明~筑前岩屋間を撮影しました。
※これらの駅の紹介は、まだ資料にあたっていないので、後日掲載したいと思います。
この日は非常に蒸し暑く、特に湿度の高さは最悪。そんな日に駅を走り回ったせいで、LMはすっかり体力を消耗してしまいました。
このような状態のため、疲れきったLMにとって、午後からの撮影はかなり不安が残る状況に。
しかし、「大半は車で行ける」というI氏の甘言(笑)を信じ、体を引きずるようにして午後の撮影に入りました。

いよいよ本格的に沿線の撮影に入ります。
今回、メインとなる撮影対象は、筑前岩屋側から順に
栗木野橋梁
日田彦山線にて(9)
宝珠山橋梁
日田彦山線にて(8)
第二大行司橋梁
日田彦山線にて(7)
という3つのアーチ橋です。
これらの3橋は九州の近代土木遺産に指定されています。
その紹介サイトによると、この3橋はいずれも1938(昭和13)年に架橋されたもので、無筋コンクリート充腹アーチという形式による造りのようです。
※九州の近代土木遺産としての紹介サイトはコチラ
※橋梁のある東峰村の紹介サイトはコチラ

日田彦山線にて(2)
[ 日田彦山線 第二大行司(松尾)橋梁 ]
午後の撮影は、まず、第二大行司橋梁の俯瞰撮影からスタートしました。
谷間からのぞき込んだようなこのアングルは、林道近くで撮影したものです。
車を降りてすぐに撮影できるのですが、少しだけヤブに入り込むので、ヘビなどが出てこないか不安です(((( ;゚Д゚)))
しかし、I氏はガンガン踏み込み、Kも割と平気な顔で続いていきます。
結局、LMは、I氏からヘビからかまれても貫通しそうにない頑丈な長靴を借り受け、へっぴり腰ながらお供しました。

日田彦山線にて(10)
別の日に撮影した第二大行司橋梁。
普通の撮影なら、こちらのアングルがおすすめかも(笑)。
が、こちらは電柱柱や電線が目立つのが難です・・・。

日田彦山線にて(6)
その後、さらに林道の奥に進み、より高い場所から俯瞰撮影しました。
この場所は道路のすぐ脇で、車を降りてすぐ撮影することができます。
草むらも少なく、ヘビの心配もあまりありません(笑)。
でも、うっかり前に転んだら、山の斜面をまっさかさまという破目になります(汗)。

日田彦山線にて(3)
この辺りまで来ると、さすがに高さがすごいです。
あいにくの曇天で、湿度が高いせいか残念ながらクリアな画像は得られません
でも、雄大な自然を眼下に見ながら撮影するのもいいものです。
思わず「ヤッホー」と叫びたくなります(←ただのアホガキ;)
しかし・・・。
本当の試練は、これから始まるのでした(笑)

(続く)


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テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

  1. 2009/08/05(水) 00:00:01|
  2. 鉄道写真
  3. | コメント:4
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コメント

なるほど

あらまあ~  あること あること

みんな 事実のような ・・・

身体もこころも 絶好調のことと

およろこび 申し上げます

・・・ こんな ところで どうでしょうか
  1. 2009/08/05(水) 20:25:20 |
  2. URL |
  3. 前期高齢者(sirainosato) #-
  4. [ 編集 ]

既に思い出になっています

こんばんは。
毎度のコメントありがとうございますです。

> あらまあ~  あること あること
> みんな 事実のような ・・・
基本的には事実を書いとるつもりですが(笑)。
まあ、一部で言葉のあや誤解を招く表現があるかもしれませんが(苦笑)。

> 身体もこころも 絶好調のことと
> およろこび 申し上げます
その日は楽しく笑い過ごせても・・・。
少し経つと、また悲しさが押し寄せてきます。
仕事のことなら何とかなりますが・・・。
“あの悲しみ”は消えません。
だから、また鉄道の走る景色の中へ身を任せていたいです。
その間だけは、忘れられますから・・・。
  1. 2009/08/06(木) 01:17:10 |
  2. URL |
  3. LM #-
  4. [ 編集 ]

はじめまして

はじめましてコメントありがとうございました。

俯瞰や山の中での撮影はヘビや蚊との闘いですね。
俯瞰じゃないのですが山口線・二反田でマムシを踏みつけてしまったことがあります。ヤバイ!って咄嗟に思ったのですが長靴に救われました。もっとも夏の暑い盛りに東京駅から「富士」に乗るときは長靴で恥ずかしい思いしたのですが助かりました。

これからも宜しくお願いいたします。
  1. 2009/08/07(金) 06:37:59 |
  2. URL |
  3. kazu #YpqZtgVo
  4. [ 編集 ]

kazu様へ

こんばんは、kazu様。
当ブログへようこそお越しくださいました。
コメントありがとうございます。

> 俯瞰や山の中での撮影はヘビや蚊との闘いですね。
・・・ですね。
今回、幸い蚊が群がることもなく、幸いヘビも出てきませんでしたが、“ヘビが出るかも”という心理的プレッシャーは相当なものです(汗)。

> マムシを踏みつけてしまったことがあります。
> ヤバイ!って咄嗟に思ったのですが長靴に救われました。
想像するだけで怖いです・・・(汗)。
そもそも、踏んだときの感覚を考えただけでも怖いですよ。
やっぱり、こういう景色を撮る際に長靴は必須ですね・・・。

またのご訪問、お待ちしております。
これからもよろしくお願いします。
  1. 2009/08/08(土) 00:11:06 |
  2. URL |
  3. LM #-
  4. [ 編集 ]

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このブログについて

LM

Author:LM
鉄道旅行が趣味(&気晴らし)のLMが、旅先で出会った駅を下手な写真と駄文で紹介するブログです。
2010年以降は鉄道写真も多くなっています。

[ 趣 向 ]
風情あふれる木造駅舎とローカル線、SLが大好き。都会近辺の路線はやや苦手です。
廃墟系の建物や独特の雰囲気の建物、美しい自然も愛でています。

[ 構 成 ]
基本的に、LMがメインです。
他に、高校時代からの友人にして、このブログの共同経営者・Kが一部の写真撮影を担当しています。Kは夜勤が多いので、平日昼間の撮影に重宝しています(笑)。
このほか、表立っては出ませんが、LMやKの知り合いの女性たちが黒幕?として存在してます。

[ 機 材 ]
LM:
・Nikon D500(メイン機)

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