【冬の山口線】迎春！ 「ＳＬ津和野稲成号」撮影行(1)

［　山口線　地福～鍋倉　］

元旦だけは家でおとなしくしていた（笑）ＬＭですが・・・。
２日には、早くも今年の初撮りに山口線へ出向きました。
撮影対象は「ＳＬ津和野稲成号」（9521・9522レ）。
冬期は運休する「ＳＬやまぐち号」ですが、毎年１月１日～３日、津和野町の太皷谷稲成神社（ここは稲荷社ですが、“稲荷”ではなく“稲成”という漢字を充てる珍しい所です）への初詣客を運ぶため、特別にこの「ＳＬ津和野稲成号」が運行されます。
この時期の山口線沿線は割と積雪があるため、雪景色の中を走るＳＬを撮れる貴重なチャンスなのです。


事前には“大荒れ”“大雪”の予報が出ており、実際、沿線も元旦は相当積もったようですが・・・。
ＬＭが行った２日になると、積雪はあったものの、だいぶその量は減っていました。
しかも、10時過ぎから太陽が姿を見せ、雪がみるみる溶ける有様（汗）。
朝、ロケハンで撮影した時は

こんな状態。
どこの雪国かと思うような、いい雰囲気です。
ところが、ＳＬが通過する12時頃には

こんな状態に。
特に、木々の融雪は早く、背後の山もだいぶ白さを失っています。
晴天の中のＳＬも悪くはありませんが・・・。


「初詣」のヘッドマークが、正月気分を醸し出します。
運転室の前にある白いモノって・・・
もしかして、雪ダルマでしょうか？


ＳＬは、普段のC57 1ではなく、C56 160がけん引しました。
客車も、いつものレトロ車両ではなく、青い車体の12系客車２両編成です。
編成が短いのは少し残念ですが、ＬＭが子供の頃に乗った「ＳＬやまぐち号」はこの客車の方だったので、懐かしさを感じました。

（2010.01.02）