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LM徒然草 ~駅と列車と情景と~

風情ある駅と自然豊かな鉄道、そして心に残る情景を求めて・・・

【2010 北海道旅行記】トワイライトエクスプレス乗車記(4)


今回の旅路:札幌(北海道)~京都(京都府)

[ 4日目/トワイライトEXP車内 ]
北へ・・・(144)

北へ・・・(145)
A個室ロイヤルから見た風景。
トワイライトエクスプレスは、基本的に、その名の由来である日本海の“トワイライトタイム”――つまり、黄昏時を眺望することを第一に考えて作られています。
トワイライトEXPで日本海を身近に眺められるのは新潟~秋田付近になりますが、ここの夕陽を眺められるのは下り札幌行であり、上り大阪行がこの区間を通る時は完全に真夜中です。
その代わり、上り列車では内浦湾(噴火湾)の美しい夕景が眺められるわけですが・・・。
ここにひとつ問題があります。
先述したように、トワイライトEXPは日本海の眺めを眺望することを第一の目的としているため、個室等の窓も基本的に日本海側に開く形になっています。
※一部の個室では例外あり。
ところが、この配置だと、噴火湾とは逆向きになってしまいます。
そのため、道内においては、内陸側ばかり見える形になってしまうのです。
まあ、内陸側の景色とは言っても、そこはさすがに北海道ですから、特に冬期は、北海道らしい雪景色を見れて悪くはないのですが・・・。
せっかく美しい噴火湾沿いを走っているのですから、やっぱり海沿いの景色を見てみたいですよね。
どうしても部屋に居ながら噴火湾を見たい場合、ドアを開け放つか、ロイヤルの場合は反対側に小さな窓があるので、そこから眺めるくらいですが・・・。
部屋の窓から見るよりも明らかに眺望は悪いですし、しかも部屋の中が丸見えになってあまり気持ちよくはありませんしねぇ・・・。

北へ・・・(146)

北へ・・・(147)

北へ・・・(148)
というわけで、仕方ないので廊下に出て海沿いの景色を撮影します。
やはり、夕暮れ時の噴火湾は美しいですね。
何とも表現しがたい、荘厳で神秘的なまでの美しさがあります。
この景色が部屋で見られないのは、つくづく残念です(T-T)
なお、この写真を撮影した1月頃だと噴火湾沿いを走っている頃に陽が暮れますが、夏期になると大沼公園付近辺りで“トワイライトタイム”を迎えることになります。
この湖面を彩る美しい夕景は、部屋の中からでも眺めることができます。
ちなみに、最も陽の長い頃ならば、五稜郭の先の津軽海峡付近で陽が沈む様を見ることができるとか。
それならば個室内からも楽しむことができることになりますね。

北へ・・・(149)
列車は、海沿いの駅として有名な北船岡駅に近づきます。
この駅は、今回の北海道旅行でぜひとも行きたいと思っていました。
駅としての魅力ももちろんありますが、できれば走行中のトワイライトEXPをどこかで撮りたいと考えており、この駅が第一候補でした。
しかし、今回の旅程で最優先されるのは、宗谷本線の駅巡りです。
何とかどちらも訪問できるプランを――と思い、ギリギリまで行程を考え抜いたのですが・・・。
どうしても両立する計画を立てることができず、今回の訪問は断念することに(ノД`)
結果、トワイライトEXPの走行シーンも取れずじまいでした(涙)。
でも、せっかくなので、せめてトワイライトEXPの車中から駅を入れて記念撮影を――と思い、携帯電話のGPSで列車の位置を確認しながら、機会を伺っていました。
ところが・・・。

北へ・・・(150)
貨物列車が、その長い編成で駅を完全に覆い尽くしており、見事撃沈!。゚(ノД`)゚。
これまでトワイライトEXPで通過した時は、ここに列車が待避していた事はなかったのですが・・・。
ダイヤが変わったのか、それとも臨時でそうなっていたのか・・・。
いずれにしても、期待していたLMにとっては、とても残念な結果になりました(ノД`)

北へ・・・(151)
4号車の「サロンデュノール」(Salon du Nord)。
天井まで回り込んだ大型の窓が特徴的な、展望に優れたサロンカーです。
ここは乗客なら誰でも利用できるフリースペースで、乗客同士の“社交場”、つまり語らいの場になっています。
昼間はいつ来ても大勢の客の賑やかな会話が室内を包んでいます。
座席は日本海側に向けられており、下り列車の黄昏時なら、正面を向いて座っていれば、どの席からも日本海の美麗な夕暮れを堪能できます。
しかし、既述の通り、噴火湾は向きが反対のため、海沿いの景色は背面になってしまいます。
それでも、ソファー席なら十分眺めを楽しめるので、個室にいるよりはここに来た方が眺めを楽しめるでしょう。
ただ、フリースペースゆえに混み合うことも多く、席に座れないことも多々あります
特に、列車が日本海(下り)or噴火湾(上り)沿いを走る時間帯は、どうしてもここに来る客が多いようです。

北へ・・・(152)
なお、このサロンデュノールにはテレビがあってビデオ放映を行っているほか、札幌側の車端区画(写真奥)に飲み物類の自販機シャワー室等の設備があります。
以前は公衆電話があったのですが、平成22年3月13日のダイヤ改正で廃止されたそうです。
飲料の自販機は、ここのほか7号車にもありますが、つまみなど菓子類の自販機はここのみです。
シャワー室については、A個室の客は個室に専用のシャワー室が併設されているので問題ありませんが、B寝台の客がシャワーを浴びたい場合は、ここの共用シャワー室を利用することになります。
シャワー室は予約制で、利用する際には、シャワーカード(310円)を購入する必要があります。
1人につき30分室内を占有できますが、お湯は6分間しか出ません。
やはり、A個室で使える時間とは、だいぶ差があるようです・・・。

北へ・・・(153)

北へ・・・(154)
普段は賑わうサロンデュノールも、さすがに深夜には誰もいなくなります。
この広い空間を本当に占有したい人は、深夜や早朝に訪れてみてはいかがでしょうか。
誰にも邪魔されることなく、ゆったりと物思いにひたることができます。
もちろん、写真撮影をするにも最適です(笑)。
ただ、この室内は照明が明るすぎるので、夜間に外の流れゆく景色を眺望するのにはあまり向いていません。

北へ・・・(155)
車内をしばらく夜間徘徊(?)した後は、部屋にこもり、ゆったりとくつろぎながら外の景色を楽しみます。
LMたちの“車窓を楽しむ旅”は、深夜もまだまだ続くのです。
上りトワイライトEXPの場合、パブタイムが始まる21時頃には、既に列車は青函トンネルを抜け切り、青森に入っています。
大好きな北海道との別れ――その寂しい気持ちを慰めてくれるのが、深夜、秋田を越えた辺りから始まる海の景色
普通の列車なら、夜の海を見たところで何も見えないでしょうが・・・。
個室の良い点は、自分で電灯を調整できること。
電灯を完全消灯すれば、普通の列車では照明が窓ガラスに反射してうまく見れない夜景を、心ゆくまで堪能できます。
特に、月が明々と水面を照らす夜は、海が美しく輝き、何とも表現しがたい荘厳で神秘的な光景になります。
本当ならそのまま翌朝6時前後に通過する青海川駅まで起きていたかったのですが、さすがに無理でした(汗)。

北へ・・・(156)
独特の美しさで楽しませてくれる夜の海。
目で楽しむだけでなく、ぜひとも写真にも記録したいものですが・・・。
しかし、さすがに動いている車中から、流れゆく夜の海を撮影するのは困難を伴います。
一応試してみましたが、LMの技術では到底無理でした・・・(T-T)
何とか撮れるのは、せいぜい停車中の駅くらいでしたね。

北へ・・・(157)
窓の外を流れゆく夜景を見ながら、LMとKはワインで祝杯をあげます。
何の祝杯か――と言われても困りますが、まあいろいろと(笑)。
ただ、その理由のひとつに「また今回も北海道へ行けて良かった」というものがあるのは間違いないでしょう。
今回の場合「ロイヤルが取れて良かった」というのもあるかもしれませんがね(笑)。
しかし、楽しいこの旅も、列車がひた走る度に少しずつ終わりへと近づいているのです。
まだ、もっとこの旅を楽しみたい――そう心の中で叫んでも、無情に迫って来る別れの時。
この杯は、祝杯であると同時に、トワイライトEXPという愛すべき列車との別れを惜しむ杯でもあります。
別れと言っても、まだ列車が目的地に着くには10時間以上もある(!)のですが、感覚的に、本州に入った後は時間の経過がとても早い気がします。
間に睡眠時間が入るので、そういう風に錯覚するというのもあるのでしょうが・・・。
LMの場合、十数回を数える北海道旅行の帰路はほとんどトワイライトEXP利用のため、本州に入ると「いよいよ、楽しかった北海道旅行も終わりだ」という感傷的な気持ちになるのも一因なのでしょう。
そんな感傷的な心をワインで癒やしつつ、酔いが回って自然に寝入るまで、海沿いの夜景を眺め続けました。


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テーマ:鉄道旅行 - ジャンル:旅行

  1. 2010/03/02(火) 00:00:01|
  2. 鉄道旅行
  3. | コメント:2
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コメント

こんばんは☆

こんばんは。
やっと新しいPCが使えるようになり、
綺麗なお写真を見ることができ大変嬉しいです。

夕暮れ時の噴火湾、いいですね♪
素敵な列車の中で海を眺めることは
とてもロマンチックな感じがいたします(笑)

旅行が終わりに近づいた時の心の寂しさは…
私も分かる気がいたします。。(笑)
  1. 2010/04/03(土) 20:05:48 |
  2. URL |
  3. あやか #-
  4. [ 編集 ]

返信が遅れ申し訳ありません・・・(T-T)

あやか様

こんばんは。
コメントありがとうございます。
諸事情により多忙だったため、返信が大幅に遅れました。
申し訳ありません・・・。

> 夕暮れ時の噴火湾、いいですね♪
> 素敵な列車の中で海を眺めることは
> とてもロマンチックな感じがいたします(笑)

はい。とても素敵な光景ですよ。
私の写真が上手なら、もっといいのですが(汗)。

> 旅行が終わりに近づいた時の心の寂しさは…
> 私も分かる気がいたします。。(笑)

あやか様もお分かりになりますか~。
北海道旅行の時は、特別終わりを迎えるのを寂しく感じますね。
楽しい旅行が終わる寂しさに加え、仕事が待つ現実へ戻る憂鬱さも加わり、かなりブルーな気持ちになります。
  1. 2010/04/06(火) 03:46:05 |
  2. URL |
  3. LM #-
  4. [ 編集 ]

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このブログについて

LM

Author:LM
鉄道旅行が趣味(&気晴らし)のLMが、旅先で出会った駅を下手な写真と駄文で紹介するブログです。
2010年以降は鉄道写真も多くなっています。

[ 趣 向 ]
風情あふれる木造駅舎とローカル線、SLが大好き。都会近辺の路線はやや苦手です。
廃墟系の建物や独特の雰囲気の建物、美しい自然も愛でています。

[ 構 成 ]
基本的に、LMがメインです。
他に、高校時代からの友人にして、このブログの共同経営者・Kが一部の写真撮影を担当しています。Kは夜勤が多いので、平日昼間の撮影に重宝しています(笑)。
このほか、表立っては出ませんが、LMやKの知り合いの女性たちが黒幕?として存在してます。

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