[ 石北本線 丸瀬布駅 ]
丸瀬布駅まで追いかけた割には
不完全燃焼に終わった石北貨物(8073レ)撮影。
とりあえず、貨物を追いかけるのはここまでにして、タクシーに戻り、
下白滝駅を目指します。
このタクシーには、奥白滝(信)―上白滝間での撮影からずっと御世話になったわけですが・・・。
結構な距離を乗ってしまったため、下白滝駅で
下車した時の金額はスゴいことに・・・(汗)。
[ 石北本線 下白滝駅 ]

ともあれ、ようやく
念願の下白滝駅到達です。
本当なら、憧れのこの駅には列車で訪問したいところだったのですが・・・。
石北本線は、
そもそも普通列車の設定が少ないんですよね(-_-;)
しかも、下白滝駅は、その
数少ない普通列車さえ数本が通過してしまうため、停車する列車がかなり限られるのです。
そういう次第で、今回はやむなくタクシーで訪問することになりました。
ちなみに、話を聞いた限りでは、
タクシーでこの駅を訪問する人は、他にも結構いるみたいですね。
奥白滝信号所、上白滝、旧白滝、下白滝駅などのいわゆる「
白滝シリーズ」を回って、料金は大体1万円くらいのようです。
(下白滝駅の駅紹介は、後日掲載します)


光あふれる下白滝駅を通過する
流氷特急「オホーツクの風」。
リゾート編成の気動車「
ノースレインボーエクスプレス」(
キハ183系5200番台)を使用した季節列車です。
よく晴れた空の下、銀色に光る車体を誇らしく輝かしながら、雪原の中を駆け抜けていきました。

駅の構内や、時折通過する列車を撮影しながら、LMはのんびりとした時間を過ごしていました。
束の間、
仕事に追われる日々から解放され、猫のようにゆったりと退屈な時間を楽しみます。
仕事がきつく、精神的にも厳しくなっているLMにとって、この
“退屈”な時間は何にも代えがたいものなのです。
気持ちよく晴れたこともあり、下白滝駅はとても居心地がよく、LMはなかなか帰る気になりませんでした。
そうこうしているうちに、何気なくケータイを開いたLMがふと時計を見ると・・・12時半過ぎ!?
慌てて起き直りました。
確かに、下白滝駅には時間を大幅に割いていましたが・・・。
のんびりし過ぎて、予定の滞在時間をかなりオーバーしていたのです(滝汗)。
この日は、まだこの先、上白滝駅訪問が残っていました。
しかも、LMは、14:33の列車で白滝から去る予定でしたから、かなり後の予定がシビアになります。
即刻、ケータイからタクシーを手配しました。
[ 石北本線 上白滝駅 ]

・・・ということで、またもタクシーに揺られてやってきたのは、
上白滝駅です。
列車を使わず、
タクシーによる訪問ばかりというのは、LMとしても心苦しいのですが・・・。
限られた訪問日程では、それもやむを得ません。
既述したとおり、下白滝駅も列車での訪問難易度が高い駅ですが・・・。
ここ、上白滝駅は、もっと
列車での訪問難易度が高い駅なのです。
この駅に停車する列車は
上り下り1本(下り7:04 4621D網走行、上り17:08 4626D旭川行)だけ。
上川~白滝間には、
普通列車はそれだけしか設定されていない(!)のです。
この
あまりにもひど過ぎるダイヤ設定のため、上白滝駅は、恐らく列車による訪問が一番難しい駅といえるでしょう。
(上白滝駅の駅紹介は、後日掲載します)

晴れ渡った空が広がっていた下白滝駅とは対照的に、上白滝駅はどんより曇っていました。
いかにも雪が降り出しそうな、重い雲。
実際、この駅を去る直前、わずかながら駅周囲には雪がちらつきました。
雰囲気の良い駅だったので、もっと長居したかったのですが・・・。
下白滝駅に長居したツケで、上白滝駅滞在は限られたものになってしまいました。
また、当初の予定では、経費節減のため、上白滝~白滝間は徒歩で走破する予定でした。
しかし、ただでさえ時間がないところに、駅での滞在時間を優先したため、徒歩行軍は無理な状況に。
やむを得ず、再びタクシーの御世話になりました。
[ 石北本線 白滝駅 ]

白滝駅に戻り、
4625Dに乗車します。
この日は札幌泊でしたから、白滝駅から札幌方面の列車に乗ればいいことですが・・・。
遠軽駅のコインロッカーに荷物を預けたまま(汗)なので、いったん引き返すことにしたのです。
もう一度、遠軽駅で石北貨物の撮影をしたいという希望もありましたし・・・。
それに、少しでも多くの列車に乗りたかったですしね。
ちなみに、この4625Dは、
下白滝駅を通過します(汗)。

4625Dに乗り込む前に、LMはもう一度振り返って白滝の景色を心の中にしまいこみました。
ほんの半日程度の滞在でしたが・・・。
白滝の地で見た光景は、心に残る、思い出深い景色ばかりとなりました。
今回の訪問で、一番充実した思いを抱いた白滝の地。
それだけに、立ち去る際には名残惜しい思いを抱いたものです。
一抹の寂しさを振り払うように、LMは列車に飛び乗り、暖かい車中の人となったのでした。
岡村孝子「長い時間(たび)」
ipod の音楽を垂れ流していたら、ちょうど白滝にいた時に流れたこの曲。
今の気持ちによく合っていたので、つい繰り返しで聞いていました。
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テーマ:鉄道の旅 - ジャンル:旅行
- 2011/06/25(土) 00:00:01|
- 鉄道旅行
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-
| コメント:2
記憶にのこる風景が やがて 心にのこる風景になるでしょう
時がながれ たとえ 忘れてしまっても かならずや 心のどこかに焼き付けられて LM君のこれからの日々に静かにやさしいメロディを奏でてくれますよ
それほどに 北の大地 雪の景色は美しかったと想像します
写せなかった場所の写真よりも あなたが逢えた風景のほうがはるかに素敵なこと 間違いありません
だから 見ていて思います いい写真ばかりですよ
そういうことなんですよ
いい旅でしたね
- 2011/06/25(土) 16:56:16 |
- URL |
- 前期高齢者(sirainosato) #-
- [ 編集 ]
前期高齢者様
こんばんは。
コメントありがとうございます。
返信遅れで申し訳ないです。
> 記憶にのこる風景が やがて 心にのこる風景になるでしょう
> 時がながれ たとえ 忘れてしまっても かならずや 心のどこかに焼き付けられて LM君のこれからの
> 日々に静かにやさしいメロディを奏でてくれますよ
> それほどに 北の大地 雪の景色は美しかったと想像します
> 写せなかった場所の写真よりも あなたが逢えた風景のほうがはるかに素敵なこと 間違いありません
そうですね。私の記憶の中には、北の大地のたくさんの思い出が刻み込まれています。
写真や、文章だけではとうてい語り尽くせない、大事な思い出です。
この思い出があればこそ、辛い毎日も乗り越えて行ける気がします。
> だから 見ていて思います いい写真ばかりですよ
> そういうことなんですよ
> いい旅でしたね
はい。いい旅でした。
後で思い出したら、白滝で聞き続けていた曲を思い出したので、追加しました。
音楽も合わせて、ぜひお聞きください。
- 2011/06/27(月) 11:18:28 |
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