2011.10.07(Fri):駅探訪

下白滝駅(1)
石北本線の駅紹介シリーズ、本日は下白滝駅をご紹介致します。
この駅につきましては、先日の北海道旅行で再訪したので、その際の写真も含めご紹介します。
なお、文章自体は「2011 北海道旅行記」で訪問した際のものを主体としています。

下白滝駅(14)
下白滝」「上白滝」「旧白滝」の3駅は、秘境駅を旅する人々にとっては憧れの駅。
俗に“白滝シリーズ”とも呼ばれ、白滝の“秘境駅御三家”とでもいうべき存在です。
※他に白滝駅を“白滝シリーズ”に含む場合もあります(ただし、こちらは特急停車駅)。
これらの駅は、乗降客が非常に少ないため、普通列車でも通過が多く、列車での訪問が大変なところです(汗)。
この“御三家”の中では、下白滝駅はまだ訪問しやすい部類に入るのですが・・・。
上り(上川方面)で停車するのは、14時、16時、20時の3本だけ(-_-;)
下り(網走方面)はさらに深刻で、7時台の1本しか停車しない(!)のです(;゚д゚)
こういう極端なダイヤのため、時間制約のあるLMは、タクシー訪問とならざるを得ませんでした(涙)。

下白滝駅(2)

下白滝駅(3)

下白滝駅(4)

下白滝駅(15)
下白滝駅駅舎。
窓などはサッシになっていますが、雰囲気の良い木造駅舎です。
風格さえ感じるのは、黒ずんだ板目の一枚一枚に、この駅が耐えてきた風雪の歴史が込められているからでしょう。
周囲の雪景色ともよく調和している気がしました。
下白滝駅の開業は1929(昭和4)年で、駅舎もおそらくその当時のものと思われます。
本来、玄関口の部分はひさしがあった(写真でも若干面影がうかがえます)ようですが、現在は失われています。
そのせいか「落雪の恐れがありますので、頭上に注意して通行して下さい」の貼紙がありました( ̄▽ ̄;)
LMが訪問したのは午前中だったのですが、この時間、玄関口側から駅舎を撮るとモロに逆光(汗)。
そのため、撮影には大変苦労しました(-_-;)

下白滝駅(5)

下白滝駅(6)

下白滝駅(16)

旅路にて(6)
ホーム側から見た駅舎。
こちら側はバリバリの順光になるので、光の具合も良好。
お陰できれいに撮れました(笑)。
晴れ渡った青空と白い雪を背景に佇む駅舎は印象的で、美しい――とさえ感じました。
自然と調和しつつもどこか存在感を感じさせる魅力あふれる駅舎。
その強烈な印象は、LMの心をしっかりと掴み、今に至るも少しも薄れてしまうことはありません。

下白滝駅(7)

下白滝駅(8)
駅舎内部。
特に特徴があるわけでもないのですが、室内は木造駅舎特有の温かさが感じられました。
長椅子に腰をかけると、不思議なくらい優しい感じがして、心が和みます。
朝からの強行軍による疲れと、冷気に対抗するため飲んだウィスキー、それに木造駅舎の優しさ――。
それらが混然となってLMを包み込み、壁にもたれてしばらくうたた寝していました(汗)。
目が覚めても、何となく動きたくないような、心地よいけだるさ(?)のようなものがあります。
まるで、椅子が疲れの蓄積したLMを休ませようとしているかのような気さえします。
しかし、駅構内など、撮影せねばならないモノがたくさん残っています。
仕方なく、後ろ髪引かれる思いで誘惑を断ち切り、立ち上がりました。

下白滝駅(9)

下白滝駅(10)

下白滝駅(17)

旅路にて(9)
駅構内。
構内は2面2線の配線となっています。
ただ、駅舎反対側にあるホームの向こう側に、もう1線あったらしい名残があり、元は2面3線だったようです。
上下のホームは、ちょうど構内踏切を境に、互い違いに配した形状となっています。
人気のない小さな駅ながら、構内の線路は十分な長さがあり、信号も上り下りとも両サイドに完備。
余裕を持って列車交換が行えるようになっています。
これは恐らく、編成の長い石北臨貨との交換も可能とするようにしたためでしょう。

下白滝駅(11)

下白滝駅(18)
下白滝駅ホーム(遠軽・網走方面)。
北海道らしい、自然豊かな銀世界の光景が目前に広がっています。
この景色を見ていると、不思議と心が落ち着き、ゆったりした気持ちになります(*´▽`)
息を吸い込むだけで心が洗われるような――淀んだ精神の奥底まで浄化されるような、不思議な気分です。
周囲にはほとんど家がありませんが・・・。
左手、駅舎の奥付近に牛を飼っている農家があり、一風変わった牛用の小屋がいくつも立っています。
その家のものと思われる犬が駅前にもうろついていますが、LMは特に吠えられることはありませんでした。
こういう人里離れた所ですから、番犬の存在は必要不可欠なのでしょう。
まして、冬以外は、熊さえもうろつくことがあるという土地柄ですからねぇ(||゚Д゚)
むしろ、訪問者にとっても心強い存在です。

下白滝駅(12)

下白滝駅(19)
下白滝駅ホーム(上川・旭川方面)。
この時間帯は停車する列車もなかったせいか、左側のホームは、一面薄い雪に覆われていました。
この日、足跡をつけたのは、LMが最初だったのです(笑)。
一面の雪のせいで、所によってはホームの境や地面の凹凸が分かりにくくなっています。
LMも、駅舎をホーム側から撮影しようと移動していたら、不意にズボッと足元が陥没∑(;゚Д゚)ゝ
股下近くまで一気に雪に埋まり、脱出は容易なことではありませんでした(恐)。
辺り一面、何から何まで白銀に覆われるこの季節は、美しいですが、反面、意外な場所に危険が潜んでいるもの。
何でもないように見えても、雪で危険が隠されているだけかもしれないので、行動には細心の注意が必要なのです。

下白滝駅(13)
「2011 北海道旅行記」の関連記事でも書いた通り、ここは居心地がよすぎたため、つい時間を過ごしてしまいました。
お陰で、後の訪問計画がすっかり狂ってしまったくらいです(汗)。
手配したタクシーが駅に来るまでの間、LMは駅をぐるりと巡り、別れを告げました。
LMに心地よい時間を提供してくれた下白滝駅――。
それだけに、時間が急いているというのに、離れがたい思いでした。
今までも何度かそんな思いをした駅はありますが、ここは特別、そう感じたのです。
しかし、そんなLMの未練を断ち切るように、駅前に近づいてくる車が見えました。
LMは駅舎の中で「また、いつか戻って来るよ・・・」と小さく呟いて、慌ただしく車中の人となったのでした。


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