2012.02.11(Sat):鉄道旅行

[ 石北本線 下白滝駅 ]
下白滝駅(14)
タクシーで向かった先は、下白滝駅でした。
駅の並びから行くと、丸瀬布の次が下白滝なのですが・・・。
その駅間は9km以上も離れており、さすがに徒歩は厳しいところ。
そういう次第でタクシー利用になりました(汗)。
冬に初めて来て以来、久しぶりに見る下白滝駅。
そんなに何回も来た場所でもないのに、とても懐かしく感じました

旅路にて(6)
一面の銀世界だった季節と比べると、やはり雪のない季節は随分印象が違います。
個人的には、やはり雪に覆われたこの駅が好きですが・・・。
しかし、雪のない季節の下白滝駅も、十分に魅力的です。
周囲の散策が一段落すると、ホームの縁に直接座り、白い雲が流れていく様をゆったりと眺めていました。
少し暑いくらいの太陽がこの世界をまばゆく照らし、空はどこまでも高く感じます。
大好きな場所に帰って来たんだ・・・そんな実感が心の中に満ちあふれていました。

下白滝駅(19)
ゆったりと流れる時の中、この旅行でいつも胸ポケットに入れていた、大切な人の小さな遺影を取り出しました。
北海道を心から愛した彼女。
生前、一度だけ彼女と一緒に北海道の地を踏み、それ以来、北海道が大好きになってしまったLM。
そんな北海道との縁を取り持った彼女の遺影と共に、北海道の大地を眺めていました。

『もしも自分が先立ったなら、時々私を北海道に連れて行って供養してね』

というのが彼女との約束だったから・・・。
吹き抜ける風の音が彼女の声に聞こえ、光あふれる大地で、彼女が隣に座っているような錯覚がしていました。
きっと、彼女の魂も満足してくれているのでしょう。
乗車客もいない、列車もあまり来ない、周囲の人気も少ないひなびた無人駅。
でも、だからこそ誰にも邪魔されることのなく、自分の世界に陶酔できます。
下白滝駅は、LMにとって、奇跡の舞い降りる場所でした。

北の空へ_2011秋(35)

北の空へ_2011秋(36)
いつまでもここで過ごしたい・・・そんな思いが強く心を支配します。
北海道の駅は、どこも居心地がよく、離れがたい思いをするのですが、ここは特に強力です。
しかし、そんな思いを断ち切るかのように、駅の構内踏切が鳴り始めました。
未練を断ち切るように立ち上がり、列車に乗り込みます。
遠ざかる下白滝駅を、列車の中からずっと見つめていました。


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