2012.01.22(Sun):廃線探訪

[ 高千穂鉄道 川水流駅 ]
廃線・高千穂鉄道探訪(73)
この駅に列車が行き交っていた頃、ここには保線用の設備があった。
構内も広く、高千穂鉄道における拠点駅のひとつだった。
今は、わずかに残る遺構に、その面影を留めるのみ。

廃線・高千穂鉄道探訪(71)

廃線・高千穂鉄道探訪(72)

廃線・高千穂鉄道探訪(68)
かろうじて残された鉄路も、遺構も、やがては錆びれ、藪に沈み、或いは剥ぎ取られ、消えていくのだろう。
高千穂鉄道は、どんどんその存在を失っていく。
そして、人々も、どんどん鉄路の記憶を失くしていく。
まるで、巨大な消しゴムで消されているかのように。
いずれ、全ては真っ白に忘却されてしまうのだろうか。

廃線・高千穂鉄道探訪(74)

廃線・高千穂鉄道探訪(69)
以前、高千穂鉄道には何度も乗る機会があった。
しかし――悲しい哉、その頃はカメラに全く興味がなく、写真を1枚も撮っていなかった。
だから、現役だった頃の高千穂鉄道の写真を、1枚も持っていない。
どうして、あの時、写真を撮らなかったんだろう?
今から思えば、こんなに悔いの残ることはない。
だからだろうか――廃止された鉄路に、こうまでも執着し、写真を撮り続けるのは。
かつて見た、高千穂鉄道がまだ元気だった頃の光景。
駅で列車を待ち、ホームで憩い、鉄路を行き交う列車の記憶。
淡くなりつつあるかすかな記憶から思いだしながら、一人、夕暮れの鉄路に立ちつくした。
あの日の夢を、もう一度、夢見ることを願うかのように――。

(2012.1.2)

(高千穂鉄道探索記・了)


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