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2008.10.22(Wed):鉄道旅行

今日も、大井川鉄道からご紹介します。
今回は、いつもの駅紹介ではなく、井川線に乗車した記録を書き記したいと思います。

井川線(1)
前にも書きましたが、井川線の列車はとても小さいです。
背が高い人には辛い車両だと思います。
元々ダム建設用に敷設された路線なので、車高が高くとれないのが原因かもしれません。
実際、井川線にはたくさんのトンネルがあるのですが、高さ的にギリギリといった感じがします。

井川線(2)
クハ600形(制御)客車の運転席。
客車なのに運転席付の制御車とは珍しいですね。
この客車は常に井川側(山側)に配置され、ディーゼル機関車は千頭側(麓側)に配置されます。
この配置は、急坂の多い井川線において、万一連結器が破損した場合でも客車が暴走しないようにするためのようです。
クハ600形客車は、運転席直後の座席から前面展望を楽しめるため、LMたちはいつもこの席を占拠しています。
しか~し!( ゚Д゚)
なぜか、この日は運転席の隣に、もう一人の運転士が着席しました(;´Д`)?
その運転士は、運転席に座った運転士の運行状況を確認するかのように、時々何か紙に細々と書き込んでいます。
どうやら、まだ新人か見習いの運転士の運転試験のようです・・・。
珍しい場面に立ち会ってしまったようですね。
が、そのために前面がふさがれてしまい、展望はほとんどききませんでした。
残念……(ノД`)

井川線(3)
千頭駅を発車してすぐ、川根両国駅に到着します。
ここには両国車輌区があり、井川線の列車の整備をしています。

井川線(4)
アプトいちしろ駅から長島ダム駅までは、90.0‰(パーミル)、つまり1000m進んで90m登る急勾配です。
このため、この区間はアプト式という特異な路線になっています。
アプト式は、ラック式鉄道の一方式で、レールの中央に歯型のレールを別に敷設し、車両床下に設置した歯車と噛み合わせて走る鉄道路線です。
写真が悪いですが、レールの中央にあるのがアプト式のための歯型レールです。

井川線(5)
アプトいちしろ駅では、アプト区間専用のED90形電気機関車を連結します。
この機関車に「ラックホイールピニオン」という坂道専用の歯車が付いているのです。
これが先ほどの歯形レールとがっちり噛み合うことで、急勾配でも推進力を維持できるわけです。
また、列車の暴走防止にもつながります。
アプトいちしろ~長島ダムの1駅区間ですが、この機関車が後ろ(千頭側)につき、補機として後押ししてくれるわけです。
他の車両より一回り大きく、安心感があります。
この電気機関車のために、井川線ではアプトいちしろ~長島ダム間のみ電化されています。

井川線(6)
連結の様子。
手旗信号で合図を送りつつ、ゆっくり連結作業を行います。
アナウンスがあるので、休みの日などはたくさんの乗客がこの作業を見に来ます。

井川線(7)
アプトいちしろ駅に隣接する大井川ダムのダム湖。
どうでもいいですが、水が異様に緑色な気がするのは気のせいでしょうか?( ̄▽ ̄;)

井川線(8)
いよいよ、アプト区間に突入します。
左手に、上に向かって走る線路が見えますでしょうか。
この傾斜を列車は登っていくのです。

井川線(9)
車内から撮影したアプト式区間走行の模様。
写真では分かりづらいかもしれませんが、まるで壁のような急坂です。

井川線(10)
車内から見た長島ダム
ちょうど90.0‰の急勾配を登る途中で見ることができます。
長島ダムは、2001(平成13)年に完成したダムです。
高さ109m、幅308mと大井川水系では最大のダムになります。
水の供給、洪水対策を目的に造られた多目的ダムです。
※専門家ではないので、詳しい内容は知りません(^^;
巨大なダムで、圧倒的な存在感があります。

井川線(11)
1区間だけのアプト区間を越え、長島ダム駅に到着します。
この日は連休で乗客も多いせいか、大編成での運転でした。
LMが乗っていた先頭車から見ると、ご覧の通り。
図体の小さい車両も、これだけ連結されていると壮観です。


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