

3月は、
鉄道の世界でも別れの季節です。
今年は、JR各社でも、
新幹線300系の引退や寝台列車「
日本海」「
きたぐに」の廃止(定期運行終了)など、たくさんの列車が去っていこうとしています。
そして、去りゆく列車ながら脚光を浴びるこれらの列車とは対照的に、ささやかに姿を消そうとしている列車があります。
それは、LMたちにも馴染みの
松浦鉄道(MR)で活躍してきた
MR-100形です。



MRは、1988年(昭和63年)4月1日、
JR(旧国鉄)松浦線を引き継ぎ、第三セクター方式で設立された会社です。
その開業にあわせて導入されたのが、この
MR-100形でした。
当初11両が配備され、後にも増備されたこの車両は、長らく
MRの屋台骨を支えるワークホースだったのです。
この列車が走る光景は、長らくMRの“
日常”でした。
しかし、久しぶりの大幅導入となった
MR-600形の増備が進み、老朽化したMR-100形は少しずつ姿を消していきました。
そして、今日――
2012年3月16日、最後の定期運転を迎えます。


定期の運用とは別に、
25日にはラストランとしてイベントを兼ねた臨時列車が走るようです。
もっとも、
LMは行けそうにない状況(汗)ですが、最後の姿くらいは押さえておきたかったです・・・。
長いこと親しんできた車両だけに、お別れは物悲しいものがあります。
ことに、車を持っていなかった高校生時代はよく利用したので、なおさら思い出深いです。
昔は、何となく馴染めない車両でしたが、今となっては懐かしい思い出がいくつも浮かんできます。
そんな思い出深い車両も、まもなく舞台から姿を消し、記憶の中だけの存在となっていくのでしょう。
桜の時期も待たずして去っていくのは寂しい限りですが・・・。
今はただ「
長い間ありがとう。おつかれさま」と言ってあげたいですね。
長年のMR-100形の走りと、たくさんの思い出を残してくれたことに敬意を表して
2012.03.16 LM
P.S.
リンク先である
「
急行平戸51号」(伊万里保線区様)、
「
西海すてーしょん/
門鉄 早岐客貨車区(ブログ)」(門ハイ様)
に、より詳しい記事や高品質の写真がありますので、ぜひMR-100形の雄姿をご覧ください。
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テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真
- 2012/03/16(金) 00:00:01|
- 鉄道写真
-
-
| コメント:2
懐かしいなあ、子供の頃から高校まで、よく乗ってました。
自販機があるタイプでしたっけ?
このブログ見ると昔のことを思い返せます。
なんか久々帰りたくなりました
筑肥線、伊万里の風景みたくなりました。
- 2013/02/07(木) 08:30:50 |
- URL |
- はつか #PnLI3TuQ
- [ 編集 ]
はつか 様
こんばんは。
当ブログへようこそおいでくださいました。
コメントありがとうございます。
せっかくコメントいただいておりましたのに、気づくのが遅れてしまい、レスが大幅に遅れて大変失礼しました。
> 懐かしいなあ、子供の頃から高校まで、よく乗ってました。
> 自販機があるタイプでしたっけ?
そうですね、以前は自販機が設置されていたんですが、いつの頃か撤去されました。
以前は、特急列車などでもない、小さな普通列車の中に自販機があることは驚きだったことをよく覚えています。
> このブログ見ると昔のことを思い返せます。
> なんか久々帰りたくなりました
> 筑肥線、伊万里の風景みたくなりました。
筑肥線や伊万里周辺の光景も、以前とは大きく変わりましたよ。
はつか様は伊万里近辺出身の方ですか?
しはらく帰っておられないのなら、今の変わりようには驚かれると思います。
筑肥線も、あちこちにあった木造駅舎が失われ、随分さみしくなりました。
- 2013/02/11(月) 03:13:23 |
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