2012.05.23(Wed):鉄道写真

[ 三井化学専用線 宮浦操車場 ]
三井化学専用鉄道(25)

三井化学専用鉄道(26)
三井化学専用鉄道(三井化学専用線)宮浦操車場は、地理を知らないとなかなか分かりづらいです。
駅などと違って、車のナビに表示されるわけでもないですので・・・(これは仮屋川操車場にも言えますが)。
LMも、前述したとおり大牟田の地理には明るくないので、最初はなかなか苦労しました。
しかし幸い、地名などでおおよその場所を設定したところが正解だったようで、何とかたどり着けました。
ここでの撮影結果を掲載する前に、三井化学専用鉄道の概要を述べておきましょう。

三井化学専用鉄道(27)
三井化学専用線は、元々、三池鉄道旭町線でした。
その名の通り、日本有数の炭鉱だった三井三池炭鉱から採掘された石炭を輸送するために敷設されたものです。
三池鉄道の開業は古く、最初の路線の開業は1891(明治24)年にまで遡るという、歴史のある鉄道でした。
電化も比較的早く進み、電気機関車を導入して作業効率を進めていったのです。
こうして、鉱山の最盛期には賑わいを見せましたが、次第に炭鉱は没落。
落日を迎えた炭鉱の閉山に合わせるかのように、三池鉄道の各路線も次々と廃止されていきます。
そして、1997(平成9)年3月31日、ついに三井三池炭鉱も閉山。
旭町線と並び残されていた三池本線も廃止されてしまいます。
三池鉄道で活躍していた電気機関車も、この時に廃車になると思われました。
しかし、旭町線は、三井東圧化学(現・三井化学)に譲渡されることで存続することが決定。
電気機関車も、一部が引き継がれ、全廃となることを免れたのです。
それから十数年、炭鉱を支えた列車たちは、今も三井化学専用線で現役で活躍しています。

三井化学専用鉄道(28)
宮浦操車場までは、前述の45トン凸型電気機関車18号機が運んできますが、こちらの役目はここまで。
宮浦操車場から三井化学の工場内へは、22トン凸型電気機関車11号機が活躍します。
この電気機関車は、非常に珍しい形式の電気機関車で、蓄電池(バッテリー)に充電した電気で動くのです。
このため、架線がない所でも活躍できるわけです。
三井化学専用線はほぼ電化されていますが、宮浦操車場から三井化学の工場内に延びる線路には架線が敷設されていません。
これは、化学薬品を扱う工場に入るため防爆の必要性があるためで、そんな場所で活躍するのが、22トン電気機関車というわけです。
このため、この機関車は電源車(写真ではデ-1)を引き連れて走ります。
ただ、貨物は1両ずつに分けて運んでいるようです。
その分、何度も往復するので、こちらとしては撮影の機会が増えて嬉しいわけですが(笑)。

三井化学専用鉄道(29)

三井化学専用鉄道(3)

三井化学専用鉄道(31)

三井化学専用鉄道(32)
この撮影の時期は、菜の花が咲き誇っていました。
背景では工場がもくもくと煙を立ち込めさせています(工場萌えにはたまらない光景かも・・・)。
何だか不思議な取り合わせでしたが、不思議と違和感は感じませんでした。
もっとも、撮影は菜の花周辺がメインとなりましたけれども(笑)。
初めての撮影でしたが、昔ながらの車両が活躍する姿に、すっかり魅了されてしまいました。
大牟田専貨と併せて、今後も撮影の対象としたいと思いました。


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