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LM徒然草 ~駅と列車と情景と~

風情ある駅と自然豊かな鉄道、そして心に残る情景を求めて・・・

【2012.01 北海道旅行記】白滝の大地に包まれて


[ 函館本線 旭川駅 ]
北の空へ_201201(62)

北の空へ_201201(63)
北海道に入って3日目の朝を迎えました。
特急「オホーツク」で旭川を発ち、再び白滝の地を目指します。
この日からKと合流していますが、白滝の各駅へは別々に訪問しました。

[ 石北本線 白滝駅 ]
北の空へ_201201(64)
それにしても、もう何度目の白滝訪問でしょうか。
論理的な理由として見れば、LMは最早、白滝の地に行く理由はありません。
以前から撮影してみたかった下白滝上白滝旧白滝の各駅は、既に十分に調査できました。
それでも白滝の地を目指すのは何故か――。
それは、LMの心を癒やすため、としか言いようがありません。
白滝の地は、LMの心を癒やす“何か”がある場所なのです。

[ 石北本線 下白滝駅 ]
北の空へ_201201(66)

北の空へ_201201(67)

北の空へ_201201(68)

北の空へ_201201(69)

北の空へ_201201(65)
特急とタクシーを乗り継ぎ、まずは下白滝駅を訪問します。
若干雲があるとはいえ、この日も下白滝駅は好天に恵まれていました。
駅の周囲では、牛の鳴き声は聞こえますが、LMの思索を邪魔をする者は誰もいません。
最初にこの駅に来た時から感じていた運命のような強烈な印象――。
それは、今でも少しも薄らぐことはありません。
優しい日差しに包まれ、LMは身も心も安らぎ、リラックスできました。
精神的な過労も、ここにいれば忘れることができます。
いつもどおり、最愛の人の小さな遺影をポケットから取り出し“2人”で目の前に広がる美しい景色を眺めていました。
そうするのが、LMの心を鎮める最良の方法だから――。

[ 石北本線 旧白滝駅 ]
北の国から2012(11)
この後、下白滝駅に到着する貴重な列車・4624Dに飛び乗り、旧白滝駅を目指します。
と言っても、やることは下白滝と同じ。
外の景色を眺めたり、時折待合所の中に入ったりしながら、ゆったり(悪く言えばボーッとして)過ごします。
心を癒やす、快い“退屈”――それに身も心も浸りきっていました。
もちろん、最愛の人の遺影はいつでも一緒です。
風の音の中に彼女の声を聞きながら、LMは最高に幸せな時間を過ごしていました。

北の国から2012(12)

北の国から2012(13)
日の短い時間なので、16時を過ぎるとかなり暗くなってきます。
その頃から、待合所に優しい明かりが灯りました。
その光景がとても印象的だったので、記録に残したいと思い、撮影することに。
ついでながら、その撮影時に踏切も鳴り出したため、そちらも一緒に撮影することにしました。
結果、どちらも、今回の旅行で一、二を争うほど印象的な写真になりました。

北の空へ_201201(70)
上白滝に向かったKと合流するため、とりあえず白滝まで向かいます。
帰路は丸瀬布までタクシー利用の予定で、Kが上白滝から乗車し、白滝駅でLMを待つ手筈です。
旧白滝は、白滝~丸瀬布の道なりにあるのですから、わさわざ白滝まで行かずとも、旧白滝からタクシーで離脱すればいいようにみえますが・・・。
せめて、この駅を離れるときは、列車にしたいと思ったことから、敢えてこういう段取りにしました。
まだ17時前なのに、辺りはすっかり真っ暗。
そんな中で、明かりの灯った待合所の姿は、とても頼もしく、優しいものに感じました。


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テーマ:駅の風景 - ジャンル:旅行

  1. 2012/08/07(火) 00:00:01|
  2. 鉄道旅行
  3. | コメント:4
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コメント

はじめまして

はじめまして。やまだと申すものです。よくこちらのブログを読ませて頂いております。
こちらの記事で紹介されている下白滝駅や旧白滝駅を見ると、LM様のおっしゃる通り、“何か”があるように思えます。特に、地元の駅と比べると。
また、駅紹介の記事を楽しみにしております。
  1. 2012/08/07(火) 13:52:26 |
  2. URL |
  3. やまだ #/8swnFpg
  4. [ 編集 ]

ようこそおいでくださいました

やまだ 様

こんばんは。
ようこそ当ブログへ、コメントありがとうございます。
いつもご訪問いただき、ありがとうございます。
出張等で返信が遅れまして、大変失礼しました。

> こちらの記事で紹介されている下白滝駅や旧白滝駅を見ると、LM様のおっしゃる通り、“何か”が
> あるように思えます。特に、地元の駅と比べると。

そうですね。人気のない駅ですが、白銀に覆われたこの季節の存在感は素晴らしいですね。
そこらの駅にはない、特有の神秘的な雰囲気は、言葉には尽くせないものがあります。
以前の記事にも書いていましたが、LMにとって、この駅は奇跡の舞い降りる駅です。
寒さに耐えながらこの駅に立っていると、何か「普段は見えないもの」「普段は聞こえないもの」が理解できるような、不思議な気持ちになります。

> また、駅紹介の記事を楽しみにしております。
あまり駅紹介ができておりませんが・・・(滝汗)。
このブログの本筋はやはり駅紹介なので、頑張りたいところです。

今後もよろしくお願いいたします。
  1. 2012/08/09(木) 07:45:10 |
  2. URL |
  3. LM #-
  4. [ 編集 ]

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2012/08/10(金) 01:31:19 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集 ]

了解しました

鍵コメ様

こんばんは。
コメントありがとうございました。

お話は了承しました。
が・・・私は盆休期間中は休みがなく、ほぼ毎日勤務なので、対応はやや難しいかもしれません。
また、空いた時間も初盆まわり等の対応がありますし・・・。
なかなかうまく連絡できないかもしれませんが、時間を見つけて連絡するようにしますね。
  1. 2012/08/11(土) 01:20:04 |
  2. URL |
  3. LM #-
  4. [ 編集 ]

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このブログについて

LM

Author:LM
鉄道旅行が趣味(&気晴らし)のLMが、旅先で出会った駅を下手な写真と駄文で紹介するブログです。
2010年以降は鉄道写真も多くなっています。

[ 趣 向 ]
風情あふれる木造駅舎とローカル線、SLが大好き。都会近辺の路線はやや苦手です。
廃墟系の建物や独特の雰囲気の建物、美しい自然も愛でています。

[ 構 成 ]
基本的に、LMがメインです。
他に、高校時代からの友人にして、このブログの共同経営者・Kが一部の写真撮影を担当しています。Kは夜勤が多いので、平日昼間の撮影に重宝しています(笑)。
このほか、表立っては出ませんが、LMやKの知り合いの女性たちが黒幕?として存在してます。

[ 機 材 ]
LM:
・Nikon D500(メイン機)

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・Nikon D7200(メイン機)

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