2012.06.14(Thu):駅探訪

渋木駅(1)
本日の駅紹介は、美祢線から渋木駅をご紹介します。
駅は山口県長門市深川湯本にある、のどかな雰囲気の駅です。
駅の所在は前述のとおりですが、駅の半分は長門市渋木にかかっており、駅名もそこから来ているようですね。
この駅については、リンクいただいている「懐かしい風景を求めて」(管理人:ねじまき様)の関連記事を見て、心惹かれたので、行ってみることにしたものです。

渋木駅(2)

渋木駅(3)
渋木駅駅舎。
名前通り(?)の「」い感じの「」造駅舎が残されています。
いや、もちろん、駅名は地名に由来しているのであって、駅舎とは何の関係もないですよ(^^;
地名となった渋木の集落は、駅からやや離れた場所にあり、そちらに渋木簡易郵便局などがあります。
駅舎の目の前には、道路を挟んで川が流れており、駅舎に涼しい風を運んでいました。
簡易郵便局近くから川沿いに駅舎前へと折れる道があり、それが駅につながる専用路になっています。
この道は交差点から駅まで人家がなく、駅舎反対のホーム側に見える人家も駅から離れており、駅周辺は静かです。
もちろん、秘境駅というわけではなく、駅からはこの地域特有の赤瓦屋根がいくつも見えます。
ただ、上記のような地勢上、駅に用事がない限り周囲に人が来ることがないので、普段は静かなのです。
そんな閑静な佇まいの中にあるこの木造駅舎は、美祢線の駅舎の中でも指折りの良い雰囲気を持つ駅舎です。
関係ない話ですが、川と駅施設に挟まれて駅前広場が狭いので、広角レンズがないと駅舎の撮影はなかなか大変です。

渋木駅(4)

渋木駅(5)
ホーム側から見た駅舎。
正面から見た駅舎もいいですが、こちら側から見た駅の景色も見ごたえがあります。
ドアはサッシながら、窓枠は木製のまま残されている点も、木造駅舎の良さをよく伝えています。
どことなく、同じ美祢線の厚保駅に似ているような気もしますが・・・気のせいでしょうか。
だいぶ年数を経ているようでしたが、残念ながら財産標が見当たらないため、築年は不明でした。
これについては、詳細を知るため、失礼を承知で長門鉄道部にもお尋ねしたのですが・・・。
残念ながらそちらでも把握されていないとのことでした。
なお、この件に関しては、鉄道部の方に大変丁寧に対応していただきました。
業務外のおたずねで時間を煩わせ、大変申し訳ありませんでした。この場を借りて御礼とお詫びを申し上げます。

渋木駅(6)

渋木駅(7)
駅舎内部。
外見に比べ、内部は木目がずいぶんきれいなので、補修工事が行われているのかもしれません。
訪問時は5月でしたが、外は既に夏の日差しで、撮影していると汗が噴き出してきます。
そんな中、駅舎内に逃げ込むと、ひんやりした快い空気が包んでくれました。
5月の薫風が吹き抜ける駅舎の中で、長椅子に座っていると、眠くなってくるような心地がしてきます。
駅舎内の隅に手押し車がポツンとあるのが何とも印象的でした。

渋木駅(8)

渋木駅(9)
渋木駅構内(厚狭・美祢方面)。
今も現役の2面2線の配置に加え、草むらに埋もれていますが、長門市側から駅舎側に向けた引き込み線も見られます。
さて、渋木駅の開業は割と古く、1924(大正13)年のことです。
美祢線(当時は美禰線と表記)が隣駅の於福駅から長門市駅(当時は正明市駅)まで延伸したとき、開業しました。
歴史ある駅であることを象徴するように、引き込み線の脇には小さいながら給水塔が立っています(後述)。
この付近の写真を撮りながら、駅の歴史に思いを馳せていると、何か足元で動くものが・・・。
ふと視線を移すと・・・何と、そこにはLMの大嫌いなヘビが!
慌てて離脱しました。
おかげで、せっかくいい雰囲気に浸っていたのが台無しになりました(T-T)

渋木駅(30)

渋木駅(10)
渋木駅構内(長門市方面)。
駅舎だけでなく、構内の印象もどことなく厚保駅に似ている気がします。
2面2線の配線及び駅舎、跨線橋の配置もほぼ同じで、駅舎・跨線橋のイメージも何となく似通っているのです。
同じ路線だけに、何か共通のものがあるのでしょうか。
厚保駅ほどではないものの、構内は結構広く、ホームも比較的ゆとりがあります。
しかし、ここは厚保とは違い、貨物列車が通らないため、ここを走るものといっては1~2両のキハ120ばかり。
せっかくの立派な構内も、今は持て余し気味のようです。

渋木駅(29)
駅舎の隣にある給水塔
LMもいくつか給水塔の遺構は見てみましたが、これは多分最小の部類に入るでしょう。
SL時代の遺物なのでしょうか。
それにしては随分小さい気がしますけどね。
さて、ここを先に訪問されたねじまき様の記事にもあることですが・・・。
この給水塔、内部で何かが軋んでいるのか、キイキイと不気味な音を立てていました。
昼間の訪問だからまだいいものの、夜に訪問するとかなりコワい気がします。

渋木駅(28)

渋木駅(27)
渋木駅を発着する列車。
休日昼間でしたが、上り・下りとも利用者があり、特に上りからは数人の利用者が下車しました。
知り合いの女性グループなのか、女性数人の華やかな話し声が、静かだった駅構内を賑やかなものに変えました。

渋木駅(25)

渋木駅(26)
ホームに咲いていた名も知らぬ花。
場所から考えても、植えられて咲いた花ではなく、自然に咲いた野の花でしょうが・・・。
なぜかホームを飾るように、美しく咲いていました。
その景色が、この駅の景色をより優しく見せていました。

渋木駅(37)

渋木駅(38)

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時間の都合上、1時間程度の短い探索となりましたが・・・。
その1時間で、この駅は十分LMの心に残る駅となりました。
上の写真に挙げたような何気ない光景でさえ、一つひとつ印象深い記憶としてLMの中に刻まれました。
先に上げたねじまき様の記事によると、桜の時期が美しいようなので、その時期に訪問できれば・・・と思います。


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